内容説明
オペラ歌手を夢見るローズは、ロンドンで初舞台を踏んで喝采を浴びた。早速さる高名な侯爵の秘書が家を訪れ、主が後援者になりたがっているとの知らせをもたらした。その瞬間、キューピッドの矢は間違った相手の心臓を射抜いた。ローズは侯爵の秘書フリンとひと目で恋におちてしまったのだ。けれど、舞台に立つ女性が後援者を得るとは、愛人契約を結ぶこと。強欲な後妻にたきつけられ、父は今にも契約書にサインしそうだ。歌は大好き。でも……真実の愛だって見つけたい。そこへ、サド侯爵の信望者と囁かれる放埒な伯爵が現れ、ローズの運命は思いもよらない方向へむかう。■お待たせいたしました。胸を打つクリスマス短編作で日本デビューを果たしたダイアン・ガストン、初の長編をお贈りします。スリリングかつシェイクスピア作品を彷彿させる独特の作風をご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜屋響
2
まず、ヒーローの設定が「侯爵の秘書」というのが、ハーレのヒストリカルには珍しいなあ、と。 お互いひと目惚れなのに、ヒロインを愛人にしたい侯爵のアシストしなきゃいけないヒーローとか、オペラ歌手になる夢の為には侯爵の申し出を無下にはできないヒロインとか、更に横からヒロインに目を付けた変態伯爵絡みのサスペンス展開とか、派手ではないけどなかなか面白いお話でした~。惜しいのは、ヒーローより侯爵の飄々としたキャラの方が魅力的だったことかな…(^^;) 侯爵がヒーローのスピンオフはないのかな~?あったら是非読みたい!2011/11/13
ひまわり
2
いつもの放蕩貴族と令嬢ではなく、貴族の秘書とヴォクソールの歌手とのロマンス。 うん、新鮮でよかった。2011/01/13
みータン
1
アイルランド出身(この訛りエピがいいね♪)で、タナートン侯爵の「秘書」と「歌姫」の禁断ロマンス。庶民なふたりのリージェンシーロマンスって本当に珍しいけど、ちょっと生真面目なのにヒロインから目を離せないほど参ってしまってるメロメロヒーローがとってもとっても良かった~❤「侯爵の相手(愛人)を寝取った秘書の話」ってまんま的を得てるよね(爆)タナートン侯爵って本当にいい人だけど、この作品ではちょっとマヌケすぎないかともオモタよ^^; ★42012/05/31
くろうさぎ
1
貴族が主人公じゃないヒストリカル!ちょっと珍しくて新鮮です。しかも、貴族は脇役ですね~~~!しかし、とんでもない悪党でしたね・・・・。2011/09/06
みろん
1
人気急上昇中の劇場の歌姫と、そんな彼女を愛人にしたいと望んでいる侯爵付きの秘書とのロマンス。切なさを感じるふたりのロマンスも良かったけど、なんと言っても完全なピエロとなったタナートン侯爵の人の良さ(まぬけさ?(笑))が楽しかった。2011/02/21
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