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内容説明
「あなたたちは、日航を実験台にでもするつもりなのか」、2010年1月、JALは会社更生法の適用を申請――。失われた20年は、日本経済を、そしてフラッグキャリアを破滅の淵に追い込んだ。客室乗務員8425人、パイロット3838人。膨らんだ負債総額は、2兆3221億円。再生のプロを自称するベスト&ブライテストたちのはまった迷路とは? 日本という国家の命運を展望する!
目次
第1章 政権交代が開いた扉
第2章 タスクフォース、再生へのシナリオ
第3章 会社更生法申請へ
第4章 破綻への軌跡
第5章 羽田国際化、競争激化へ
最終章 錯綜する再生へのシナリオ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
21
政官財+労組。各々の利権。欲が感覚・判断を狂わせる。目新しい点が少ないが、燃料費や搭乗橋に代表されるコスト構造に改めて驚く。ビジネスの常識が麻痺した組織の顛末。付け加えて、国家としての意思決定の仕組みと、決断力の欠如。稲盛氏の実績が何を意味するのか・・・。付け加えて、クラウディングアウトの悪しき事例!となる可能性。健全な財政政策かどうかの判断には、今しばらく継続的な検証が必要に感じる。2013/04/08
itchy1976
1
正直言って人間関係を見てみると生臭いなあという印象がした。それは、政府とJALと銀行の関係などが詳細にわたって記載されているからですね。よく丹念に取材がなされているなあと感じた。http://blog.goo.ne.jp/itchy1976/e/823462c682d6077a5ff23796340d341a 2011/03/05
kitakita
0
後半は論点がややぼけてしまった感がありましたが、綿密な取材、裏付け証言等に裏づけされて、迫力のあるルポでした。企業はやはり、企業自身で活きていかざるをえないのだと思いました。2014/02/06
Minoru Takenaka
0
JAL再生のドキュメンタリー。JAL自体が戦後の日本の政治・経済さらには運輸・財務・経産・金融・厚労行政の利権の交差点であったことを、改めて認識した。改めてデューディリジェンス等のファイナンステクニックはその妥当性を探り、かつその方向性や可能性の検証において重要不可欠な技術であることも再認識したが、このような企業の再生において、そのスキームを決めるのは、その複雑に入り組んだステークフォルダーたちの権利調整能力であることに気づかされる。2012/09/02
シラヌイ
0
「腐った翼」のほうが面白かったかな。JAL破綻までの軌跡と、そのあいだに絡んだ人々の欲と嘘。タスクフォース→企業再生支援機構→稲森の間にあった大人のドロドロも超きになる。デューデリジェンスやり直しとか。そんな魔窟なのか、JALって。2011/02/26
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