内容説明
2013年1月映画化作品。キャバ嬢になった瞳の胸には高校時代の過酷な経験から、男への不信感と怒りがみなぎっていた。持ち前の美貌と頭脳、そして負けず嫌いの性格は、次々と店を移っても常に瞳を不動のNo.1へと押し上げる。“胡桃”と名を変え、ついに辿り着いた歌舞伎町。飛び交う札束、錯綜する心、拭えない孤独。真に迫る筆致で話題をさらった衝撃のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さんつきくん
9
元キャバ嬢の自伝的小説。キャバクラに行ったことないので、興味本位で読み進める。専門学校生の時にスカウトされキャバ嬢に。大宮のお店をかわきりに移る店、移る店でNo.1になる才能の持ち主、胡桃。ほんのバイト感覚だった胡桃だが、歌舞伎町のクラブでもNo.1。周りから苛めにあうなど苦労も重ねるがのしあがる描写は痛快ですらある。一方でプライベートは仕事のように上手くいかない。2度の中絶を経験するなど、男運がない。元彼にストーカーされたり、違う元彼には浮気されたり。まだ胡桃が21歳のまま、上巻が終わる。2018/05/31
しぃたろ@記録の一部が消失:(
6
実際にキャバクラで働いた経験がある私は、本書の内容を素直に面白いと感じた。男と女の駆け引きや、女と女の戦いがリアルに描かれていて読み応えがある。しかし、著者の文章力の無さが若干ながら気に掛かった。2011/08/27
saisan
3
うーーーん…表現が古臭くておじさんが描いてるんじゃない?という内容。おじさんが書くキャバクラストーリー…20代のキャバ嬢が「お生憎さま」なんて言うかね? 男性への復讐とかいうけど、ただ男を見る目がなかっただけで、自業自得では?家族もいて、見た目も良くて、でもむなしい。何甘いこと言ってんだろ。なんでこの人がナンバーワンなのかよくわからん。2024/01/08
sana
3
キャバ嬢の話。昔学生時代にこういう子がいて。 毎日売上がどうのこうの同伴だ、アフターだと授業中ずっとメールしてる子の事を想い出した。あの子は今どうしてるだろうか。。。と懐かしく思った。さて後半も気になります。2017/07/20
SORA
3
高校卒業後キャバクラで働き、NO.1を守り続ける負けず嫌いの精神がスゴイ。10代から上昇志向を持って、目標に向けて努力する姿勢は立派だと思う。仕事が水商売で差別されやすいとは思うけれど、トップアスリート並みの精神力ではないかと思った。2011/11/17