バラエティ化する宗教

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バラエティ化する宗教

  • 著者名:石井研士
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/06発売)
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  • ISBN:9784787210456

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内容説明

霊能テレビ番組やスピリチュアル番組、不思議現象番組、宗教団体の過剰報道など、いまや宗教はエンターテインメントとして発信されている。「スピリチュアリティとテレビの共犯関係」と「宗教をめぐる報道とステレオタイプ」を軸に、テレビ番組の受容、スピリチュアルブーム、放送コード、メディアスクラムなどの具体例から、バラエティ化する宗教の実像に迫る。

目次

はじめに 石井研士


第1部 スピリチュアリティとテレビの共犯関係

第1章 バラエティ化する宗教とテレビ 小城英子
 1 不思議現象番組の歴史
 2 オウム・ショック
 3 バラエティ化の行方

第2章 テレビメディアで語られるスピリチュアリティ──日本とアメリカの事例から 小池 靖
 1 メディアとスピリチュアル
 2 日本の事例──江原啓之と細木数子
 3 アメリカの事例──『オプラ・ウィンフリー・ショー』
 4 グローバル化とスピリチュアルブーム

第3章 スピリチュアルとそのアンチ──江原番組の受容をめぐって 堀江宗正
 1 江原番組の台頭
 2 弁護士たちによる要望書
 3 二十七時間テレビ『ハッピー筋斗雲』問題
 4 スピリチュアル番組規制論へ──『J─CASTニュース』の批判記事
 5 ネット・ユーザーの反応──規制論からテレビ批判へ
 6 好意的コメントに見られる江原評価の要因
 7 アンチとファンの対比
 8 「ネンダー」間の論争?
 9 「テレビ」の衰退とスピリチュアルの行方

第4章 放送コードと霊能者 菅 直子
 1 番組企画者に聞く
 2 放送局側の見解
 3 視聴者は霊能番組をどう見ているのか
 4 テレビは「やらせ」でも霊の話は信じる

第5章 「動物と話せる女性」の世界──テレビに描かれる「共存と癒し」の物語 葛西賢太
 1 動物と話せる女性・ハイジ
 2 ハイジとは、誰なのか?
 3 アニマルコミュニケータという仕事
 4 アニマルコミュニケータの仕事にはどんな意味があるか
 5 アニマルコミュニケータの重荷


第2部 宗教をめぐる報道とステレオタイプ

第6章 昭和三十年代(一九五五─六四年)の大本とテレビ 榎本香織
 1 昭和三十年代(一九五五─六四年)のテレビ
 2 大本とテレビ放送

第7章 NHKプライムタイムでの宗教の扱いについて 井上 俊
 1 NHK総合
 2 NHK教育
 3 注目すべき事件や特殊番組
 4 その他の番組

第8章 白装束集団に対する集中報道はなぜ起こったのか 石井研士
 1 事件の経緯と報道
 2 放送局の対応
 3 テレビと新聞の扱いの相違
 4 なぜ集中報道が生じたのか

第9章 ステレオタイプ化する宗教的リアリティ 石井研士
 1 テレビを流れる四種類の宗教関連情報
 2 ニュースで流れる宗教報道
 3 特集
 4 宗教のステレオタイプ化

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

2
テレビと宗教に関する論考集。大部分がスピリチュアル、特に江原啓之について書かれているのが多い。オーラの泉は見たことがないのだが、どうやら癒しを中心としたものらしい。本場英国の心霊主義が代用宗教の一面を持っていたことをなにやら彷彿させる話である。どの論文でもオウムや法の華に触れていないのは意外であった。2010/11/02

サエズリ割津

0
2000年代のスピリチュアブームについてテレビと宗教を絡めてまとめた良書。オーラの泉に関する考察は興味深かった。2014/04/27

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