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内容説明
聖なる六尺の病床で近代俳句の礎を築いた子規。「真の革新は、古典から生まれる」と説く著者が、子規の俳句革新の意義に迫り、「即時ということ」「拙の文学」「子規の食卓」等、新たな子規像に鋭く迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
v&b
1
熱いが堅苦しくはなく、いい本じゃないかと思う2017/05/14
tocco
0
正岡子規という人物は最近で言えば司馬遼太郎の「坂の上の雲」で子規の人となりを見ることが出来た。写生を通して俳句や短歌を自分の死をある意味皮肉にしても執筆する彼の姿に感動した。俳人としての本を読んだことがなく、現代歌人の目を通した子規という人物や俳句に触れてみたかった。そんな一冊です。2016/01/20
takao
0
ふむ2025/02/11
bookmari55
0
著者も俳人。若い読者のためにとの序章が、子規の専門家が書いたものとは違い、子規をよく知らない人でも興味持たせる内容になっている。まとめ方が面白くて、「子規の食卓」と称し第3章が面白かった。「柿」「つくし」といった食べ物にまつわる子規の句やエピソードが面白かった。あんなに病臥に伏せていた子規だけどものすごいいろんなもの食べたというエピソードと重なった。2020/04/12