- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
ある年の子供会のキャンプで起きた謎の少女失踪事件――。以来、活動を停止していた子供会で二泊の同窓会が開かれた。犬丸ほのかはキャンプで目撃した「山姥」を探すために溝呂木と共に参加したが……？ 一体「山姥」とは何なのか、そして消えてしまった少女に何が起こっていたのか……！？ 今注目の鬼才コンビが贈る、鬱とエロスの異色ミステリー！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
5
◎ ４年前に子ども会のキャンプで起こった少女失踪事件。山姥が出るという噂のある山で起こったこの事件から、当時12歳だった参加者の犬丸ほのかは心を病んでしまった。山姥は誰なのか？失踪事件の真相は？いじめ、DV、殺人と人間の汚い部分が描かれるダークなサスペンス。気味の悪さ、後味の悪さはかなりのもの。タイトルの「バーバ・ヤガー」はロシア民話の魔女で、日本で言う山姥のこと。2010/09/23
exsoy
3
なんか山姥他にいそうな雰囲気2010/09/29
メロン泥棒
2
山姥による事件の不気味さ以上に登場人物たちの心が不気味。歪んだ心の描写が巧みでリアリティを感じる。年に４回の季節連載だが、読者を待たせるだけのクオリティは十分にある。一度読んでからもう一度読み返すと別の角度から読むことができてさらに面白い。2010/10/05
まーじ
2
人物の裏側が描かれ始めた二巻。けどまだまだ事件の全容は明らかにならず。視点が固定で解き明かされるサスペンスもいいけど、こうやって複数の人間を通じて描かれる狂気も面白い。何より作者の持ち味が生かされている。2010/10/05
ぽつお
1
3巻発売されたので一年半振りに再読。物語は動き、事件の真相はおおよそ明らかになってきます。登場人物の行動の裏にある闇、そして狂気が読んでいてじわじわと恐怖もたらします。そしてそれぞれがつくウソ。お互いが理解している風で理解できていない。さもすれば自分自身さえも・・・中でも注目してしまうのはキャンプ以降豹変してしまった犬丸ですね。彼女の歪んだ愛の形「誰にもわからなくていい。自分だけが愛する世界」は妄信的で自己犠牲もいとわない究極的な自己満足。圧倒されます。また大気と凌駕も非常に対称的で面白いですね。2012/03/24
