内容説明
中古車販売業を営む元レーサーの立花新太郎。自分のもとから姿を消した悠子からの救いを求める手紙を受け取った。東北、三陸海岸の田舎町に飛び、画家の野口が妻と営むスナックを訪ねるが、野口夫婦は面倒事を抱えていた。立花は何者かに襲われたり、地元の人々に無視されながらも、自分でもわからない何かを確かめるかのように躰を張り、無茶を続けるのだった。疾駆する男の姿が眩しい力作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
4
中古車販売業を営む元レーサーの立花新太郎。自分のもとから姿を消した悠子からの救いを求める手紙を受け取った。東北、三陸海岸の田舎町に飛び、画家の野口が妻と営むスナックを訪ねるが、野口夫婦は面倒事を抱えていた。立花は何者かに襲われたり、地元の人々に無視されながらも、自分でもわからない何かを確かめるかのように躰を張り、無茶を続けるのだった。疾駆する男の姿が眩しい力作長編。2017/03/23
creocat
3
★☆☆☆☆ 水滸伝から以降の歴史ものでファンになった北方さんだが、ハードボイルドはダメだった。2019/03/12
tai65
1
星4つ2013/03/20
Yohei
1
「この旅館でアメリカン・エクスプレスカードは使えるか?」ハードなアクションの中で不意に放たれる北方ジョークが五臓六腑に染み渡る。(酔っぱらい)2012/11/10
Daisuke Okamoto
1
北方小説はカッコいいタイトルが多い。本作の「君に訣別の時を」というタイトルからも、北方ハードボイルド特有のダンディズムを感じられる。本作のタイトルに込められた意味は、エンディングで明らかになるため、ここで詳しくは述べない。その意味を把握できた時、すっきりとした読後感と淡い寂寥感を味わうことができると思うので、ワイルドな漢と女性に思われたい方は、ぜひ読んでほしい。と、マイルドなオッサンの感想でした。2012/07/05