内容説明
西郷隆盛や安岡正篤が座右に置いた、第一級の人物になるための人生訓。稀代の目利きがズバリと説く「人間とは何か!」
中島孝志による『論語』『孫子』『韓非子』に続く中国古典シリーズ第四弾は、明末期の官僚・政治家である呂新吾が著した『呻吟語』です。「呻吟」とは病気で苦しんだとき絞り出るうめき声のこと。呂新吾がまさしく呻吟し苦労してまとめた同書は、「人を治めるには、まず自分自身を修めることのできる人間でなければならない」という方針で一貫した、痛快な人生訓である。
目次
「第一級の人物」とはどんな人間か-性命篇
もう一回り大きな人間になってみろ-存心篇
人間関係は天地の法則に則って考えよ-倫理篇
むずかしく考えるな、単純に考えよ-談道篇
「第一級の人物」になるために何をすべきか-修身篇
ほんとうに役に立つ勉強とは何か-問学篇
袋小路に追い込まれたら発想を転換せよ-応務篇
徳にあふれた人生を生きよ-養生篇
宇宙の法則に順応して生きよ-天地篇
時代変化をどう見抜けばいいのか-世運篇〔ほか〕