出版社内容情報
働く女性と管理職3000人に独自調査
41の調査データから
健康経営の実現と女性活躍推進のヒントが見える
これからの女性活躍のために本当に必要なこと--それは、生理などの女性特有の健康課題への支援、フェムテック&フェムケアです。
今まで、生理による不快な症状について語ることはタブー視され、女性自身は多くを語らず、男性や企業側は「女性個人の問題」と向き合ってきませんでした。しかし健康経営の実現や女性活躍推進のためには、働く女性への健康支援が不可欠であることが、日経BPが約3000人の働く女性と管理職を対象に行った最新調査により明らかになりました。
本書では、「生理による不快な症状は年間約60日に及ぶ」「不快な症状で仕事の効率が低下する人は75.4%」「男性管理職の3人に1人は女性の健康課題を理解していない」……等、41のデータを公開。女性が職場で抱えている生理の悩みと、仕事や生活への影響、求められている支援策、管理職と働く女性の間に存在するギャップなど、女性活躍を阻んでいる多くのハードルと解決策について明らかにします。さらに、女性の健康支援をいち早く導入している企業や、社会課題に挑むフェムテック企業のケーススタディも豊富に紹介。働く女性と企業、そしてこれからの社会が変わるためのヒントを提示する一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
19
最近聞くようになったフェムテックという言葉。女性の性的な面での快適な日々?やっぱり恥ずかしい話というか、セックスや生理の話はできないよね!日和って性的な能力を失った更年期障害をフェムテックと言っている企業も多いけれど。そうじゃないのよ!若い人も悩んでいるのよ!というのをちゃんと言っている良い本でした。おじさんたち、読むと良いよ♪2023/03/26
Jessica
0
フェムテックについては数年前からファッション業界でもかなりアップカミングだった分野。今回の震災で配られた生理用品が1人一枚だったという報道を見て、そう言った意味で男性に学んでほしいと深く思った。 また給水ショーツなどはまさに被災時に必要な商品だと思う。日本政府には過去最高の税収を使って、特に女性健康支援に目を向け力を使ってほしい。 2024/01/05
kentarose
0
具体的な調査結果に基づいた記載や具体的な事例があったことが素晴らしかった。このような調査結果をまとめるのはとても大変なことなのではないかと想像する。この話は女性だけになんで?という話になりがちだが、重要なことが後半に記載されていた。エクイティの考え方に沿った対応が必要だと思う。私個人のニーズで言えば、女性健康支援というタイトルの割には生理の内容にかなり特化した印象で、更年期その他様々なことについても同じレベルの内容を今後期待したいなと思った。2023/01/05