内容説明
財政赤字隠しに端を発し、共通通貨ユーロの信用不安を引き起こしたギリシャ。なぜ国家は「破綻」に追い込まれたのか。真相を現地からリポートする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
外国のデモの報道がされたとしても,その意味というのは国ごとによって異なる.そして,何に対して重きをおくのかについても,国によって異なる.ギリシャでは,お金を得ることよりも,まず自由であることこそに重きを置いている.2010/12/15
しんたろう
3
400年間トルコに支配されたギリシャ正教国、という国情は単純な理屈では理解できない世界なのであろう。南の国は自然に生える植物と海の幸で冬も食っていけるから男が働かないらしい(笑)。秋までに収穫を蓄えないと厳しい冬を越えられない北の国々とは根本的に生活に対する考え方が違うのだ。そう、彼らの方が本当は豊かなのです。強迫観念で使いきれない富を貯めこむグローバル資本主義の対極なんでしょうね、きっと。2015/08/02
穀雨
3
新聞記者らしい読みやすい文章で、現地の生の声をもとにギリシャ危機の核心を探っていく。タバコをねだる女子学生やスキンヘッドの自称アナーキストたちがたむろする、アテネの大学の光景が印象的だった。2013/12/24
みなみ
2
kindleのセールで購入。ギリシャについてまったく知らなかったので、生の声が印象深く、参考になりました。平易で読みやすい文章でさらっと読めて、入門書っぽい位置づけ?おもしろかったです。どこの国も(日本も含め)なんで??という部分には裏があり、二元論でばっさり改革など出来ないのだなーと思った。2014/01/22
BATTARIA
1
古代ギリシャのまま世界中のイメージが止まっていたギリシャが、世界をひっくり返すような財政危機の震源地に。 考えてみれば、ゲルマンでもラテンでもスラブでもない彼らの民族性とか、近代以降どんな歴史とか、ほとんど誰もわかっちゃいないのだ。 かくいう私も、サッカー場で荒れ狂うサポーターと、その割に淡白な選手たちtことくらいしか、ギリシャ人と言われてピンとくる要素がない。 軍政とか共産党など、知られていないギリシャ近代史はわかりやすかった。2011/02/03
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