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内容説明
日本に残された時間は少ない。このままでは十年以内に財政が破綻する。世に蔓延する楽観論はどこが誤っているのか。日本財政を蝕む危機の本質をわかりやすく解説し、社会保障の抜本改革など具体的な解決策を提示する。
目次
第1章 財政破綻はいつ起こるのか?
第2章 債務超過の日本財政
第3章 「埋蔵金」で問題は解決しない
第4章 縮む日本経済、進む世代間格差
第5章 「崩壊する社会保障」の再生プラン
第6章 いまこそ世代間の公平を実現せよ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
65
"仮に財政破綻が起これば、長期金利は上昇しインフレーションとなる。すると、政府のみでなく、借入金を抱える企業や住宅ローンを抱える家計も資金繰りが困難になる。(中略)その結果、為替レートは暴落し、石油や食料品などの輸入物価も急上昇していく。するとインフレーションや金利上昇は加速…。"(P5 はじめに)「破綻」といっても日本の場合、近代以降に6回もやってる(「国家は破綻する 金融危機の800年」より)。2013/07/30
hiyu
6
いくつか提言がある中で、社会保障の項目についてはちょっと足りない部分もあるかなあという印象。もちろん、著者も神ではないのだし、すべてを求めてはいけないことは承知しているが、現状をみてどのように思うのか、ちょっと聞いてみたい気もする。2017/07/22
きみたけ
4
2010年の著書。10年前にどんな予測をしていたのか知りたくて読んでみました😅 もちろん書いた時には東日本大震災が起こることも、安倍さんが長期政権になることも、消費税が10%になることも、新型コロナで世界中がパニックになることも知る由もありませんが、とりあえず2020年現在、財政破綻せずスレスレを保っていると言ったところでしょうか。各見出しごとにポイントをまとめている点が読み手には嬉しいです。2020/10/16
脳疣沼
3
財政については保守的でなければならない。内国債だから安全だとか、成長だけで財政再建できるとかよく言われるが、あまりにも楽観的すぎる。確かに、理論的には成長だけでも可能なようだが、本書が言うように確率的に考えてみると、この不確実な世界経済情勢の中で、安定的に高成長が維持できるとは限らない。もちろんできる場合もあるだろうが、しかし、それに賭けるのはギャンブルと同じで容認できるものではないだろう。2015/09/29
TERRY
2
筆者は世代間公平委員会の設置を熱弁していますが、そこのトップは神に等しい存在になってしまうのでは?という怖さは拭えません。まず財政の健全化に必要なのは、国民全体の正しい危機感。政治もマスコミもそこんところを宜しくお願いします。2016/12/09
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