光文社文庫 ストーンエイジＣＯＰ - 顔を盗まれた少年

著者名：藤崎慎吾

光文社（2014/08発売）

• ISBN：9784334748333

内容説明

警察機関の一部が民間に委託された近未来。大手コンビニに雇われる滝田は、警備員兼警察官、通称「コンビニCOP」だ。コンビニ強盗を企てた家出少年の一人が、奇妙な話を滝田に語った。三日ぶりに帰宅すると、家に自分の偽者がいて、追い出されたというのだ。独自の調査を進める滝田は、奇妙な陰謀に巻き込まれてゆく……。スリリングに展開するSFアクション！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カムイ]

初読みの作家でした。SFの割にアクション乱発には少し映画風な出来、カムイの脳内は【ブレイドランナー】の映像を思い浮かべていましたがね😃主人公の滝田が強烈はキャラクターで面白かった。作品内容は近未来に起こりそうなグロテスクな内容は気分を悪くするので読む人は要注意かも、それでもエンタメなので読書時間は楽しかった

2024/08/11

[ぎん]

わりとホントになりそうな近未来が舞台だけど、あまり悲観的すぎず、肩肘張らずに読めるエンターテイメント作品。 この作者はじめて読むが読みやすくていい。続き物のようなので、続編も楽しみ。

2017/07/20

[RIN]

『鯨の王』『蛍女』しか既読のない藤崎さんだが、ストーリーテラーぶりは安定のクオリティ。気は優しくて力持ちのコンビニCOP滝田の癒し系キャラをベースに不穏な未来社会が描かれる。物語はアニメっぽいけれど、家族制度の観念的崩壊や人間関係の希薄化、テクノロジーの進化が倫理観を破壊する、等々、現実社会に生きる大人も楽しめる作り。現に少子高齢化社会にむやみに警鐘を鳴らし煽り立てる現社会がこのまま突っ走ればこんな未来も到来しそうなリアリティに悪寒が走る。三部作なので楽しみに次作を読みたい。

2013/07/20

[sena]

この作家さんは初読み。三部作らしいので、次も読みたい。

2014/01/27

[ymg]

ホントにすぐになりそうな近未来の話だけど、謎も残っているので次も早く読みたくなる。 意外に掘り出し物かも。

2011/04/04