角川ホラー文庫<br> 指先の戦慄

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角川ホラー文庫
指先の戦慄

  • 著者名:新津きよみ【著者】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041916131

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内容説明

恋愛、不倫、嫉妬、ドメスティック・バイオレンス、ストーカー――。「好き」「愛してる」相手の気持ちが重すぎたことはありませんか? 愛情の濃さが恐怖心を呼び覚ます、10編を厳選した恐怖小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

62
新津きよみさん、実は結構好き。嫉妬とか憎悪、異常な愛情など、心理サスペンスに近い話が多く面白い。時にはホラー的なものもあって、それはそれでやはり面白い。今回は『頼まれた男』『戻ってくる女』が特に良かった。2018/06/08

うどん

43
怖さはあまり感じませんでしたが不気味さ満載でした。2017/12/26

よつば🍀

39
「無視する女」「左手の記憶」「尽くす女」「歯と指」「返す女」「結ぶ女」「頼まれた男」「緊急連絡網」「捕らえられた声」「戻って来る女」10篇が収録された短編集。 既に、他の単行本に収録されている短篇が多く、物足りない面はありますが、初めて読まれる方には新鮮な恐怖を味わえる作品集になっています。新津さん、お得意の何気ない日常のひとこまに、非日常的な事態が訪れた時の人間の心の動きがリアルに描かれたソフトホラー。2010/08/10

ジンベエ親分

36
角川ホラー文庫ではあるが、超常現象はほとんど出てこない。「女の怖さ」を題材にしたサイコホラー短編集。数少ない超常現象が出てくる「緊急連絡網」はやはり怖えぇ。うちにも子供の小学生時代はあったけど、こんなホラーネタになるとは思わなかった。「頼まれた男」は心の深いところを揺さぶられる。あまりにエキセントリックだけど、この2人の心の動きはありそう。「結ぶ女」は最後の2行にうぎゃっと叫ぶ。怖えぇ。「戻ってくる女」もどう解釈すりゃ良いのよ。全体的に、悪夢のような現実感が希薄な話の最後に作者に牙を剥かれたような佳作集。2017/11/18

mihya

33
残らないけどハマる新津さんの短編集。うち2本は他の短編集で既読だった。ジメジメ感があるのに読みやすい。 出てくる女性、誰ともお友達にはなりたくないけど、友達の中にこんな人がいてもおかしくはない気がする。あの子とか、あの人とか…。 「頼まれた男」、女王様がいじめてくれないからって、女王様を殴るようではいかんな。それさえも楽しまないと…。2022/09/13

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