内容説明
ある日、少年――瀬木成道は気づいてしまった。自分には友達も彼女もいない。自分は「中の下」の男であると。だが落ち込んではいられない。なぜなら、成道には野望がある。成道の通う聖☆ジュウ学園の変態イベント「カップル試験」で、学年ランク一位の少女と両想いになる。そして、成績優秀者の特典として「理事長になる」という願いを叶えてもらい、学園を潰すのだ! 色魔、フェミ男、ラブJ、ブリーフ紳士――いろいろ蔑まれているオレだけど、キミを愛する気持ちだけは誰にも負けないぜ! …ところで、「キミ」ってどの「キミ」を指すの? そんなわけで、女子だらけ誘惑だらけの真夏の臨海学校、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
4
デビュー作シリーズ2作目。臨海学校編。同じグループのメンバーのうち、男子組と仲良くなり、女子組と接近する。主人公のスペック自体は前作と変わらないのに、情熱とやる気で班員をついてく気にさせる。 女子陣が積極的にアプローチしてきてるのに、女心に鈍いにも程がある。かなり好意を寄せてきて積極的にアプローチしてきてんじゃん。うーん、イマイチ理不尽だな。 主人公のぼっち属性の原因は小学校時代の心無いからかいのせいかな。なんだかんだで自然に友達ができるのだから、そこら辺気にする必要なかったと思うけど。2015/03/21
KUWAGATA
4
女の子たちの造形は、さすが女性作家という感じですが、主人公がなあ…。学園を変えたいと言っておきながら、ほとんど人任せで自分は大した努力をしていない。真面目になるべき場所で下ネタで盛り上がるとか、人間的には、下クラスかと。もうちょっと成長の足跡が見られないと、5巻のエンディングまで、つまらない人間で終わりそう。その他が割とよくできている作品だけに、惜しい。2014/05/08
ご主人様見習い
2
主人公がもてだしているけど、ひとりの男性としての好意なのか言葉のあやなのか確定的な出来事が 起きないから、読んでいて不安になる。 一応、3人の女の子と大なり小なり仲良くなってて一見すると主人公を好きだろうと思うけど。 作者も女性だし、こういうラブコメだとどんな空気を読めない地雷があるのか不安になる。 2巻目で臨海学校、3巻は文化祭と次も確定済み。 3巻目で1年の3分の2とか時間が進むのが早いな。5巻くらいで終わりそうな予感。2014/02/08
カッコー
2
莉子サマが活躍の巻。黒川くんの残念さが魅力的だった。次巻は雪菜・絽美との恋愛模様と成道のランクアップにも期待したい。2010/07/26
たくぞう
2
う~ん、前巻よりパワーダウンしてるかも。莉子さまをプッシュしすぎて、他2人のヒロインの印象が薄れてる。前回同様、男性陣のやりとりは面白かったんだけどね。2010/07/22