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内容説明
ジャズが彩る恋と友情の60’青春白書!!
大好評の「坂道のアポロン」第6弾!60年代後半、九州のとある都市を舞台に繰り広げられる青春群像劇。都会からの転入生の薫は不良の千太郎と出会い、ジャズを通じて友情を育む。一時は気持ちがすれ違い、千太郎と離れたが、文化祭の演奏で派手に仲直り!そんな薫の周りでは、さまざまな恋心が動き、形を変え始めていて……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
62
百合香の両親の反対はまぁ当然で。でも反対されるほど何とやらで。そんな百合香の背中を押した律ちゃんの言葉が素朴ながら良かった。いろんなエピソードはいつもどおりあるわけだけれど、後半の駅のホームでの淳兄と百合香が全部持って行ったー(笑)古典的で、既視感はあってもあの展開はやっぱりすごくロマンティックだし、ワクワクしてしまうよね。それに、かえって昭和っぽい雰囲気が良かった。はぁ~しあわせだなぁ。。2013/03/22
吉田あや
57
良くも悪くも人の想いは移ろいやすく、すれ違ったはずの恋がまた動き出したり、穏やかに淡く消えていったり。理屈じゃないから戸惑う感情を、喜んだり、悲しんだり、怒ったりしながら少しずつ体感し知っていく時間。遠巻きにして眺めるとそのすべては切なくも愛おしい。友情と恋の配分が美しい比率を保つことは奇跡に等しいけれど、それが叶えば本当に幸せだろうなあ。2019/09/09
MURAMASA
47
淳兄と百合香の恋は千太郎が考えていたようなものではなかったけれど、二人が最後にああなったのは、60~70年代という時代の雰囲気を考えると(っていいながら私もその頃は生まれたばかりですが)仕方のないことなのかな、と思います。戦前の価値観を持った親の世代と、新しい時代の中で生きていこうとする子どもの世代と、そして70年安保という大きな波を目前にした時の中で、きっとこういう二人は日本中のどこにでもいたのかもしれません。でも淳兄、百合香に対しては紳士でしたね。安心しました(笑) 続2010/08/10
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
41
本気のセッション。手編みの手袋。2018/06/12
パンジャビ
40
今までもイイハナシダナーと思いながら読んでたけど、この巻ではギュンと心を掴まれた。淳兄の過去…時代だなぁ。でも、途中で目が醒めてよかったのでは。ラストの百合香を電車に引き入れる所、ドラマチックで素敵だった。2人お似合いだわ。百合香がこれからの極品生活耐えられるのか、やや心配だけど。そして薫…誤解したままだから仕方ないけど、律っちゃんの事を思って立ち回る姿は切なくて胸が苦しかったー。でも律子も自分の気持ちに正直になる事にしたみたいだし、次巻が楽しみだ。千だけ…寂しいね。何か救いがあれば…2015/01/27