内容説明
「飛んでイスタンブール」の大ヒットで、その名を知られるようになった庄野真代。
来年で、歌手生活35周年を迎える庄野真代には、もう一つの素顔がある。
それは、10年前から続けているボランティアだ。
その名は、「国境なき楽団」。
病院や施設にいる人たちに音楽を届ける訪問コンサートをはじめ、家庭で眠っている楽器を途上国の子どもたちに届ける活動、9・11をきっかけにニューヨークで始まった「セプテンバーコンサート」の日本主催者など、音楽を通したボランティア活動を続けている。
ヒット曲に恵まれ、歌手として波にのっている真っ最中に、突然休業宣言をして世界一周の旅に出かけた25歳のときから、やりたいこと、自分にできることを一つずつ実現させてきた庄野真代の生き方と、「国境なき楽団」の取り組みについて綴った一冊。
目次
第1章 今日より少し素敵な明日をつくっていきたい(国境なき楽団の四つの活動;行動することで、つながり、広がっていく;今から、一緒に、始めてみませんか?)
第2章 夢を一つずつ実現してきたこれまでの道のり(私の志向の元にあるもの;音楽の力との出合い;旅人となった時間;地球の素顔を見て歩く旅;心を動かされた出会い;体験をもっと伝えたい法政大学人間環境学部に社会人入学する;「TSUBASA」の発足)
第3章 明日のために一歩踏み出した人たち(法政大学人間環境学部卒業生座談会 行動するのは本当に面白い!;青年海外協力隊OB・OG座談会 自分たちの体験をもっと発信しよう)
第4章 国境なき楽団の歩み(TSUBASA;セプテンバーコンサート;海を渡る風;音倉)