内容説明
文芸誌の新人賞を受賞した香山は舞い上がった。早速会社を辞め作家へと転身するが、第2作すら発表できず苦悩の日々を送っていた。ある日、路上で自作小説を売る男・青空から作品を買う。文芸誌に発表したその作品は圧倒的反響を呼び、一躍人気作家になった香山は青空の作品を買い占めた。事情を知った青空は徐々に要求を増してゆくが…。心の闇と不条理が生む7つの完全犯罪を警視庁捜査一課棟居刑事が解く、傑作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
3
タイトルの棟居刑事の出番は極わずか。タイトルから外してもいいのでは。凶存凶栄は文芸誌の新人賞を受賞した作家が新作をかけずゴーストライターを雇う。しかしやはりボロが出る。あと二重幸運もまあまあ。全体としてはちと物足りなかった。2013/09/16
蒼白
0
推理の短編とはめずらしくないでしょうか?そんな1冊です。大人な時間つぶしにどうぞ。
とんぼ
0
62010/11/12
こじりん
0
さすがに森村誠一作品は、面白い。 ちょっと素人の関係者に頼りすぎ、事件が解決されるのが気になるとこ。それでも飽きずに読めるのが素晴らしい。2023/01/14
あーさー
0
2時間ドラマでお馴染みの棟居刑事を主人公にした短編集。どれもテレビドラマの枠にピッタリ収まる感じで、肩が凝らずに読んでいけます。2022/03/08