内容説明
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語義を見極め本文を分析することで、物語全体を支配する宿曜の実態や、姫君の育て方、琴(きむ)の伝授といったテーマを読み解くと、従来見えてこなかった伏線や人物像などがトータルで浮上する。新たな源氏物語の解釈を提示する一書。著者の源氏物語論、待望の第四弾。
目次
第1章 桐壷院の亡霊の告げ-院の苦悩と光源氏の再生
第2章 宿曜の予言の実現化の道程
第3章 藤壷の懐妊・ストイックな男光源氏と正妻葵との仲
第4章 源氏物語における「琴(きむ)」
第5章 小野の大尼・横川僧都-源氏物語の最終世界
第6章 姫君の育て方
第7章 光源氏による玉鬘教育
第8章 光源氏と朧月夜との仲
第9章 朧月夜考-ウチアダケスキタル人
第10章 花散里考