内容説明
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女人往生女人成仏こそ源氏物語のテーマである。先入観を極力排除し、あくまで本文を深く読み込むことによって、今までの源氏物語研究とは違う、「立太子問題の犠牲者の鎮魂」他、物語の実体に接近する新たな解釈を提示する野心作。
目次
第1章 帚木・空蝉両巻における光源氏の体験
第2章 スキガマシキアダ人-帚木巻の頭中将
第3章 夕顔巻(帚木三帖の一帖として)における光源氏の体験
第4章 六条御息所再考
第5章 玉鬘の登場
第6章 初音巻-新築なった六条院の新春
第7章 胡蝶巻-六条院の「春の御前」の晩春
第8章 蛍巻-玉鬘の自我と光源氏の親としての独自性・六条院の初夏
付章 宇治八宮考
結 光氏物語のテーマ女人往生女人成仏