内容説明
熱帯の小さな島で教師をしているハニは、ある晩、村の祝宴の最中に持病の熱病に襲われた。木の根元で動けない彼女に声をかけたのはケルトと名乗る男性で、力強くハンサムなうえ、威厳さえ漂わせている。彼は動けないハニを抱きあげ、部屋まで送ってくれた。薬をのんで熱はおさまったものの、ハニは汗びっしょりになった。そしてそのまま眠りについたが、翌朝、目覚めて驚く。ケルトは汗ばんだ服を着替えさせてくれていたのだ。素肌を見られた――でも、もう二度と会うこともない。そう思って、ハニは安心したが……。■人には言えない過去のせいで故国を離れ、今は異国で静かな生活を送るヒロイン。本当はヨーロッパの小国のプリンセスである彼女がたどる運命は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
スピンオフらしいけどこちらを先に読んだので、ヒロインの過去に関する内容がハッキリ分からないままグダグダ何度も小出しに説明されるのが、正直ウザかった。読み切りなんだから、前作の内容をページ数を使って小出しにするのは止めてほしい。ストーリー的には面白いのに、元カレと、兄に対するウジウジ感情で冷めてしまう…ヒーローは魅力的でしたが、ヒロインが、ヒーローを見るたびに発情しそうになることにも、若干引いた。見た目だけにここまで惹かれるって、痛い目に遭って逃亡してるにしては、軽すぎると感じた。2016/01/19
Mari
1
★★★★ 『炎のドレスの誘惑』のスピン。あの妹が生きていたとは……。とってもイタイ過去を背負うことになってしまったヒロインですが,面白かった。2010/06/25
ぽむのき
1
★★☆(よかった) 2010/06/14
こえん
0
「炎のドレスの誘惑」関連作。理不尽でも身勝手でもないヒーローで安心した。良かった。ヒロインの葛藤と、そのヒロインを気遣うヒーローが○。2010/09/17
みろん
0
「炎のドレスの誘惑」で溺死と伝えられていた女性と、カラシア国君主の弟とのロマンス。「炎のドレスの誘惑」を読んでたら「なるほど!」と思える内容だけど、読んでない人には「なにそれ?」なサスペンス。2010/07/29
-
- 電子書籍
- 絶対に勝てない魔王と戦うとかやってられ…
-
- 電子書籍
- 迂回融資