内容説明
方程式で知る科学史です。『世界でもっとも美しい10の科学実験』、『もうひとつの「世界でもっとも美しい10の科学実験」』につづく、日経BP社の「世界でもっとも美しい」シリーズのサイエンス書の第3弾です。
科学史(特に物理学)に残る著名な方程式(数式)のうち、著者がもっとも美しいあるいは偉大と考える10の方程式について、美しさのポイントを絵画の鑑賞のようにやさしく解説します。
方程式の背景となる理論、方程式の概要を説明した後、著者が偉大と考える理由や哲学っぽいトリビア的な知識を開陳します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
15
中学生でも証明を考えられるピタゴラスの定理から始まって、ニュートン、オイラー、熱力学第二法則に挑んだ人々、マクスウェル、アインシュタイン、シュレーディンガー、そしてハイゼンベルク。数学界の異能たち、巨人たちの物語。後半になっていくにしたがって歯ごたえがすごいのだけど、方程式って面白いねぇ。 ──ところで思ったけど、ここに出てくる方程式は「実学」、つまりそのまま役だつ数学に偏ってないかな。数学って、じつは一見なーんの役にも立たないものの方が多いような気がするのです。フェルマーの方程式みたいにね。(笑)2019/07/01
ぺあの
8
ピタゴラスに始まり、ニュートン(力と加速度、万有引力)、オイラー、熱力学第二、マクスウェル、アインシュタイン(E=mc2と一般相対性理論)、シュレディンガー、ハイゼンベルクまで、美しい=偉大な方程式群の発見に至る過程などを集めている。それぞれは素晴らしいのだけれども、いかんせん説明が長すぎて(詳しすぎて)ついていけなかった。ところでピタゴラスとオイラーは物理方程式なのかなぁ?2019/08/08
ノンミン
4
数学・物理の世界で、あまりにも有名な物理方程式10個について、天才がそれら方程式を発見・発明するまでの苦労・努力が紹介されていた。最も印象に残ったのは、マクスウェルの方程式の記載された章だった。数式をひもといた結果、世の中に電磁波が存在すること、光は電磁波の一種であることを明らかにした業績は、素晴らしいの一言につきる。2019/12/09
haru
4
★3/5 ついに読み終わった!難しかったけど、科学実験の方よりは楽しく読めた。出てくる名前が一々豪華すぎる。オイラーの章が一番好きだな。2015/02/28
kiro
3
実験よりこっちのが面白かった。苦手な量子力学のはじまりあたりの複雑な人間模様が楽しく,偉大な先達たちも一人の人間であったのだと少しだけ想像することができた。大切なことは,誰もが一人だけでやり遂げたものではないということ。議論に議論を重ね積み上げられた方程式が宝石のように見える。2013/11/08
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