内容説明
不朽の武道書に学ぶ勝者への道。
わかりやすい新訳で読む古典の名著。
目次
地の巻―生きることは勝つこと(現代の「真剣勝負」もイニシアチブのとり方にかかっている 「小さいこと」を鍛練して積み重ねる ほか)
水の巻―我に勝ち人に勝つ道(「問題意識」というゼンマイを巻いて読む しなやかな「ふだんぎ」の心に自分の心を調える ほか)
火の巻―主導権を握るための自己・組織の戦略(勝つことにはダイナミズムが求められる テーマを設けて日々おのれを磨く ほか)
風の巻―現代に生きる危機管理の心得(化けの皮は剥がれることに危機意識を持つ 特定のメソッドに固着するのは危うい ほか)
空の巻―迷いなく生き抜くこころ(「迷いの雲の晴たる所」を求めて生きる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆってぃー
3
宮本武蔵の兵法術理。 地の巻から一心の座標軸をもつこと。 水の巻からー戦うときも平常心で。 火の巻からー相気をはずす 他に、風の巻、空の巻がある。全てを読み込むにはなかなかパワーが要るので、その時々で目に留まったものを読んでみるのがいいかも。2019/02/13
VC
3
読めば当たり前と思う内容が多いが、それを言葉にするというのが難しい。 よくここまでまとめたと思う。五輪書に書かれていることは戦理入門とかにも書かれていることが多く、やはり不変の原則があるのかしら。2016/03/14
Mik.Vicky
2
宮本武蔵が書いた戦い方の本。意外に常識的な普通のことが書いてあり、現代社会の日常生活にもビジネスにも普通に通用することが大半だった。2020/06/11
4545
2
宮本武蔵の五輪書を平易な現代文に訳して、なおかつ現代の仕事・人生における自己啓発に使えるように解説が付け加えられたもの。現代文に訳されたことで読みやすくなっていたが、そこから現代の仕事に結びつけるのはこじつけっぽいな。 兵法は勝つため、つまり相手を如何にして切るか、剣術などと甘っちょろいことを言わずに、切るという目的を忘れずに大胆かつ繊細に攻めていく。「能々(よくよく)鍛錬有べし」2016/01/10
Lily
1
難しい・・・あと、無理やり現代のビジネスに紐付けてる感じがして、訳しか読まないで、自分で今の状況に当てはめるようにして解釈した。 気付きとしては、 ・心のありかた。あるべき姿。 ・何事にも基本が大切、まずはベースをしっかり身につけてから。 ・目的と手段を履き違えない事。 平常心、水のように変化し、状況によって変化し続けること。日々のトレーニング2018/12/07