波枕 おりょう秘抄

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波枕 おりょう秘抄

  • 著者名:鳥越碧【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784062160438

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内容説明

忘れえぬ龍馬の面影。残された妻・おりょうの怒濤の後半生とは。――おりょうらしく生きたい。松兵衛のために、自分のしてやれることをやり通そう。「それでこそ、おりょうや」と、龍馬が手を打って喜んでくれるよう。おりょうらしく生きてみよう。龍馬の人生をわが裡の規矩として。夜通し考えて、おりょうは1つの結論を得た。いや、考えたのではなく、心に熱く感じたのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

29
図書館で借りた本。新島八重関連で借りた本と同じ作家の歴史的人物の妻シリーズ。坂本龍馬は知っててても妻の話は初めて知ったし龍馬が死んだ後も長く生きたとは・・・。しかも龍馬が死んだ後は家族共々苦労して・・・。幕末の英雄の妻だったのに歴史・時代は冷たかったんだね・・・・。 この妻シリーズは読みやすいのでお勧めだよ。いつか夏目漱石の妻のも読みたいな。2013/01/09

真理そら

20
『雁金屋草紙』『萌がさね』等、実在の人物(特に女性)についての楽しく読める作品の多い作者の、龍馬の妻・おりょうについての作品。「龍馬の妻」ではあるものの3年間という短い期間の上に龍馬は飛び回っているので「妻」らしい生活はほとんどない。この3年間に以後の人生を左右されるおりょうは幸せだったのか不幸せだったのか…。2018/10/02

neimu

4
デビュー作の『雁金屋草紙』から一貫して、主人公が過去を振り返り、本当に愛していたのは誰だったかと思い定めるまでを描く、その葛藤を歴史を織り込み俯瞰する手法は一貫している。ある意味時代小説の強みといえば強み、現在や未来を描くのではなく、歴史の背景にある心的真実を解き明かし見つめ直す過程に、読者を引きずり込む。ずるいが読ませる安定感は巧み。ある程度年を取った人間には思い当たることが多く、自分と重ね合わせて読んでしまう部分が必ずある。これが竜馬ブームの今の新刊でなければ嬉しかったのだが。2010/05/02

tmk

4
幕末の英雄の妻だった3年間がその後の人生で足枷となってしまったの?矜恃、困窮、不器用・・・、そんなお龍さんの66年の生涯。2010/04/28

とりもり

1
松兵衛の妻となったおりょう(ツル)が過去を振り返りながら話が進み、途中からおりょうの後半生が描かれる構成。龍馬の妻というプライドが捨てられないまま落ちぶれたおりょうだが、最後に本当に大事なものに気付くも、もう既に時遅し。最後にちょっとだけ救われるが、あまり読後感が良いとは言えず。個人的にはもう龍馬ものは食傷気味だが、切り口が異なるのでまぁまぁ楽しめた。筆力は高いので、他の妻シリーズも読んでみようかな。★★★☆☆2019/11/08

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