- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
昭和二十七年、日本を震撼させた武蔵野連続バラバラ殺人事件。被害者たちの共通点を見出した作家の関口巽、雑誌記者の鳥口守彦、探偵榎木津礼二郎たちは事件を調査し、真実へと辿り着く。そして物語に終わりをもたらす黒衣の男が、魍魎の憑き物落としを始めるのだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
62
とうとう動き出す京極堂!禍々しい轟音をたてながら不気味に脈打つ箱館。人間の執念と欲望が渦巻く其処はまさに魍魎の匣。回復するための医療の場ではなく、永遠に生き永らえるための匣。静かな狂気に満ち満ちた場所で紐解かれていく事件の深淵の闇の深さが、志水さんの手でどんな色になっているのか最終巻がすごく楽しみ。巻末に今回は舞台初期設定集も!!目眩坂、京極堂の倉、榎さんのビル。どこまでも原作を読んだイメージにぴったりで感激♡2018/03/08
藤月はな(灯れ松明の火)
31
前巻に比べてはやく、出版されたので志水先生に感謝と「お疲 れ様です」の気持ちでいっぱいです(感涙)原作では分かり難かった呪術の説明が絵で分かり易くなっていて有難かったです。兵衛の悲しい過去に切なくなる一方、やっとの京極堂の憑き物落としや格好よさによろめきました(笑)久保の家に乗り込む青木君を見送る木下君に「百鬼夜行 陰」の「毛娼妓」を連想しました。見開きは絶対、夜中に見てはいけません。2010/01/23
ミエル
30
今回は憑き物落としが長い!いや、これが楽しみなんだけど長すぎる。それぞれの人物に憑いた魍魎の正体は同じではない模様。相変わらず、詭弁と正論を巧みに使い分ける拝み屋、ほんと有能で怖い。次作へ。2019/05/22
つたもみじ
19
魔術的踏切の京極堂が素敵だった。相変わらず原作のイメージが損なわれていなくて素晴らしいです。そして同じ理由で匣詰め頼子のインパクトは特大…アレを見て、そういえばホラー苦手だったわと思い出したり。ところで青木君の苺柄のパジャマにはツッコミ入れて良いものか…可愛いな(笑)2013/04/19
yucchi
18
なんといっても青木くんの見つけた匣を開けた時の衝撃。これは...夜中だったらもう寝れなくなるわ。ビジュアルのパワーを改めて実感する。2014/10/06