内容説明
MDMAを服まされた姪がショック死して、交際相手の戸辺を殴った刑事・米良剛。自宅謹慎となり、元相棒・露木が殺された知らせを受けても身動きがとれない。米良は誰よりも早く、殺人犯を突き止めたい一心で、私的な調査に踏み切った。露木が内偵捜査をしていた合成麻薬の販売会社を追うと、政権交代の陰であえぐ建設業者の闇が見えてきた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zunbe
2
まぁこんなもんかな…という感じだった。話は淡々と進み、大きな波は最後までない。最後のオチは、おそらく作者的には大波なのだと思うけれど、本文中ではそこに繋がる伏線は一切出てこない。最後の最後でまったくわからない事実が登場して話がひっくり返されても、「えー!」としかならない。あと、どうでもいい事かもしれないけれど、いろいろな局面でどうもしっくりこない。一般人は「グロッグ26」なんか知らんだろ。一般人が「特殊拳銃どけて」とか言わんだろ。一般人が電話口で殺された状況をリアルに推測したりせんやろ。2015/02/20
fumi
2
読んでいる途中で一度読んだ事があることに気付いたが、結末を覚えていなかったので結局最後まで読んだ。最後の部分が急展開だったので、記憶に残らなかったと言い訳しておこう。2013/02/07
ピコ
2
孫はどこに行ってしまったのでしょうか?結末が少し雑なような気がしました。梅川と留衣との接点も少し強引ではないか?犯人が露木を殺害した動機も少し理解に苦しむ。期待して読んでた分残念。2012/06/22