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内容説明
日本の歴史を代表する人物である聖徳太子は、人間として何に悩み苦しんだのか。太子虚構説が注目を集める現在、『日本書紀』その他の史料から、その実像と寺院建立の謎に迫る。
目次
序章 殺人者の苦悩と悲しみ
第1章 四天王寺―守屋鎮魂のための最初の寺
第2章 善光寺―「七」による浄化の仕掛け
第3章 飛鳥寺―見え隠れする神道の呪術
第4章 法隆寺―死霊に対する恐怖
第5章 広隆寺と中宮寺―渡来人・秦氏の関与
第6章 橘寺・法輪寺・法起寺―共通する鎮魂の秘儀
終章 物部守屋の正体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
110
聖徳太子が物部守屋を殺した?ということにとらわれすぎているような気がした2020/11/21
和衛門
0
古代史に答えはない。残された文献を読み解いていっても、その読む人の思い込みによっていかようにも解釈される。新しい発見があると、その発見に対して矛盾する解釈は消え去るが、また新しい解釈も生まれてくる。その繰り返しにより、永遠に解けない謎を解釈していくのが古代史だと思う。梅原猛は哲学者であるが多くの古代史の本も書いている。古代史研究家からすると、"トンデモ本"かもしれないが、解釈の仕方は何通りもあり、その想像力は果てしなく広がっていくところに面白さがあると思う。この本もそう思えば楽しい。2016/12/02
闇夜子
0
やっと読了。論旨が無理やりな感アリ、説得力に欠ける。2014/05/31
ひろ
0
「七の暗号」とまでサブタイトルにつけるような謎解きめいた内容ではなかった。2012/04/04
てん
0
内容は面白いが、話が前後するのでちょっと読みづらい。奈良に行きたくなった。2012/02/15