アスキー新書<br> 龍馬を継いだ男岩崎弥太郎

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アスキー新書
龍馬を継いだ男岩崎弥太郎

  • ISBN:9784048683050

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内容説明

大政奉還後、夢半ばに横死した龍馬の遺志を受け継ぎ、世界の三菱をつくった岩崎弥太郎。そのイメージから明治の経済人として語られることが多いが、それ以前より土佐藩の経済官僚として商才を発揮し、龍馬率いる海援隊の活動を支えていた。龍馬と同時代をともに生き、維新回天を支えた一人の土佐藩士を通じてひもとく、幕末維新の裏表。

目次

序章 幕末維新の真実
第1章 弥太郎、南国土佐に生まれる
第2章 弥太郎、幕末の渦のなかへ
第3章 坂本龍馬との日々
第4章 明治維新を生き抜く
終章 「士魂の商才」弥太郎が遺したもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amabiko

1
タイトル通りなら、龍馬没後の岩崎の事績にそれなりの分量を割くはずだが、慶応3年11月以降の記載は全体の1/4にも満たない。NHK大河「龍馬伝」放映直前のタイミングでの出版であるため、龍馬の伝記が多く挿入される。岩崎の生涯をザッと追うには適当だが、やや物足りない。p154冒頭「後藤が京都に入った日の前日、龍馬は福井に向かった」とある箇所は、「後藤」ではなく「弥太郎」の誤りではないか。弥太郎が、暗殺される直前の龍馬に会えなかったことを言いたいわけだから。あとp79の「勅使を報じて」も「奉じて」の誤りか。2014/06/15

Macchan

1
「政・財 腐蝕の100年」を読んでいると岩崎弥太郎(含む政商)は強欲だのボロカスに書かれてるけどこっちの本は日本の為に頑張った点を強調しており、破格の払い出し関連もさらっと流されていて、やっぱこういう本は何種類も読まないと駄目だなと思った。2013/12/21

Arata Matsui

1
龍馬伝での、弥太郎のイメージが確認できた感じ。弥太郎の家族や、明治での活躍(海運や鉱業)についても、突っ込んで欲しかった。やや内容薄いかも。2013/07/22

ノラネコ生活

1
三菱の創業者として有名な岩崎は幕末の時は何をしていたのかに注目した内容。 龍馬との接点も多い人でもあったが若いときは、お家騒動に巻き込まれたり監獄に入ったりと踏んだり蹴ったりの人生が後の三菱の礎を築くのかと思った。 本人の日記から龍馬との日々を見るとかなり金の無心をしたりして困らせていたようで最後は喧嘩別れになっている。 明治以降の活躍はあまり書かれていないのでどちらかというと、幕末の薩摩藩長州藩以外の藩がどのように動いていたかを読む資料としてはおもしろい本である。2012/08/16

井戸端アンジェリか

1
龍馬伝きっかけで弥太郎が気になり購入。書き遺した手紙や書状がそのまま引用されているのが読みづらく(解説的なモノもすぐあるから大丈夫よ~)、おバカな私には悩ましいw 数えの52歳で亡くなったとは... 後藤象二郎がイメージしていたよりも重要人物&有能でしたね。 読んで良かったと思える1冊です2012/07/18

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