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内容説明
世界経済の大きなトレンドを見ることなくして、日本経済の先を読むことはできない。日本経済は今、どういう方向へ向かっているのか。世界金融危機は経済の勢力図をどのように塗り替えていくのか。本書は欧米、中国、東南アジアなどさまざまな地域に目を向け、それらが抱える問題の現状と行方を考察していく。
米国経済は住宅バブル崩壊で大きな打撃を受けたが、ずば抜けた国際競争力を有する企業を数多く抱えるなど多様な面を持ち、その潜在力の評価はたやすくはない。半面、市場中心の経済がグローバルに浸透し、先進国以外にも成長のチャンスが広がっている。世界経済の多極化はどのように進展していくのだろうか。そうした中で環境問題や途上国の貧困など、新たな問題も浮上している。その解決をめぐる技術開発競争や国際的な貢献は、日本経済の将来とも大いに関連している――。世界経済のダイナミックな動きがわかりやすい文章でクリアに示される。
※本書は2009年12月に東洋経済新報社より刊行された『経済危機は世界に何をもたらしたか』を電子書籍化したものです。
目次
第1章 なぜ世界金融危機が起きたのか
第2章 日本の貿易収支が赤字になる日?
第3章 台頭する中国、変貌する中国
第4章 米国の一極体制は終焉するのか
第5章 欧州通貨統合の功罪
第6章 為替レートに振り回される日本経済
第7章 東南アジアとの絆をどう強めるのか
第8章 グローバル経済、次のチャレンジ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のらくら Running B.B
2
現在の日本が抱える様々な経済問題について広くカバーし、標準的な経済学における考察を加えた、非常に読みやすい本。危機が現在進行形なので、ここでの議論や提言をベースに、最新の情勢変化を付け足しながら考察を深めていくのに好適。2012/07/27
du
2
読みやすい本。込み入った経済理論は省いているので、現在の日本経済全体の概略を理解できるようになっている。2011/09/04
yonet35
1
読みやすくて、わかりやすい経済の本でした。専門的過ぎることもなくとっつきやすかった。2012/07/19
kaz
1
非常に読みやすく、わかりやすい、世界経済の入門書。これをきっかけにもっと知りたくなるような内容。2012/04/09
kog
1
リーマンショックに端を発した世界経済危機について、マクロ経済学の視点から解説されている。教科書的でかなり読みやすい内容だった。欧州の経済危機に見られる通貨統合の功罪や、実質実行為替レートでみる経済成長の論点など。ただ、グローバル経済の影響で、アフリカの貧困が身近な問題になるとする主張はもう一つピンと来なかった。それなら、グローバル企業が発展する一方で、実質賃金低下など格差社会が広がってる点など、国内でもっとシビアな論点があるのにと思った。個人的には、期待した内容には余り踏み込んでくれなかったな、と。2011/12/12
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