内容説明
メレディスはある小包を待ちわびて、不安を募らせていた。13年前に手放さざるを得なかった娘の成長を知るすべは、養母が送ってくれる写真しかないが、それが今年は届かないのだ。最悪の事態を考え始めたころ、突然玄関のチャイムが鳴り響いた。扉の前には、片時も忘れなかったニック──娘の父親の姿がある。もしかして、ようやく私に会いに来てくれたのだろうか……?たちまち封印したはずの愛がよみがえり、期待に胸が高鳴る。だが彼の瞳を見つめたとたん、メレディスは気づいた。二人が愛し合った記憶を、彼が失っていることに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eko
12
最初から物語にグイグイ引き込まれた。ありえないほど劇的な人生に翻弄されたメレディスとニックそしてキンバリーの奇跡のクリスマス。13年前の2人の出会いのシーンや別れの詳細が分かるにつれ失った時の流れがせつない。全編通して色々せつない(;_;)直前までリサマリ祭だったので淡い表現が新鮮w 久々「薄...」と思える厚みのロマンスにもかかわらず大満足のストーリー♪来年のクリスマスも読もうと思う。ロマンススキーの皆さまも良いクリスマスを♪2016/12/23
ぽこ
7
16歳のときにヒーローと出会い、妊娠してしまい、ヒーロー姉に子供を預けざるを得なくなったかわいそうなヒロインの話。ヒーローが頭にけがをしてしまい、ヒロインのことを全く覚えていないため、ヒロインの不遇さが半端なくて気の毒すぎる。ヒーロー姉の善意も、果たして本人たちのためだったのか考えさせられた。2015/10/12
yukko
0
kindle版にて読了。2014/08/29
Mari
0
★★★★2010/01/26