角川文庫<br> 傘の自由化は可能か

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紙書籍版価格 ¥748
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角川文庫
傘の自由化は可能か

  • ISBN:9784043740055

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内容説明

駅やコンビニや飲み屋に、使いたい人がいつでも使用できる「自由な傘」を置いておく――パリのカフェで、札幌に向かう寝台列車で、日曜日の西荻窪の路上で、泡のように浮かんでくる思い。小説デビュー作『パイロットフィッシュ』で主人公の青年も夢みたシステムは、現実でも可能なのか? 表題エッセイのほか、旅や言葉、本や大好きな周囲の人々など、作家ならではの思索的日常をさりげなくスケッチしたエッセイ集。

目次

ヨーロッパの空(カフェのおきて 白い泡から生まれてくるもの ほか)
記憶の湖(社会への抵抗 「親友」が遺した言葉 ほか)
言葉の宇宙(一本の大木 読もうとして読まなかった本 ほか)
世界の端で(優しさを忘れない 不況を楽しむ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

22
大崎さんのエッセイ。淡々とした文体でさりげない日常を描かれていて、人間らしさを感じた。「傘の自由化は可能か」というタイトルに惹かれて読んでみたが、実際に戸田市で実施されたことがあるのは驚き。善意の傘が持ち去られて、戻ってくることはなかったのが寂しい限り。それ以外には、餃子を手作りするエピソードや小鳥にパンをあげるエピソードなど、日常的に色んなことを考えているのがよく分かる。2022/02/25

0kaeri

16
初読みの作者様。北海道出身。大学の時に割り気って話せる仲間を苦労されたとのこと。異性の、しかも男の人も我が儘だったり、子どものような無邪気さが面白かったです!段々と性格がわかったような気がして、共感するところもありまたひとつ良い作品に出会えたと思います。2015/01/30

かおるん

3
このひとの、文章がすき。タイトルにふらふら惹かれて手にとったけど、大正解でした。基本的にエッセイって苦手なんですが、どうしてこうおもしろいんだろう。天使の話に号泣。大崎さんの小説も読みたくなりました。ノンフィクションも、ストーリーも、そしてまだあるならばエッセイも。自分がもしエッセイを書いたときにこれだけの情報量とくすっと笑わせるユーモアと感銘させる文章を書けるだろうか。文字書きというのは、本当に偉大ですね。2011/12/23

ジュール リブレ

3
大崎さん、小説未読ですが、いきなりエッセイから入っちゃいました。小説を書く背景とかきっかけとか。。。2010/07/08

CEJZ_

2
1P16行。これは2006年の単行本発売時にも買ったし、09年の文庫化時にも買った。短いエッセイ集が読みたくなり、読み返してみた。題名が良くて惹きつけられる。表紙のデザインも好きだ。「カサノジユウカハカノウカ」、別に回文でも何でもない。でもこの作品を読んで以降、わたしもこの言葉を、ふとしたときに思い出し、繰り返し暗唱している。著者の学生時代の、暗澹たる暮らしと常にともにあった思想。様々な媒体で発表したエッセイ集で、取り上げた事物が重複している面もあるが、わたしの記憶の湖にしっかりと残る作品だ。2014/12/02

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