- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
『ブラステッド』で注目を集める室井大資の、初期衝動を込めた作品集。老婆と少年の復讐を描き、某賞選考会史上最速で大賞決定した『海岸列車』。6年ぶりとなる待望の描き下ろし最新作『あれ地』を含む、全5編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
7
レイリでブレイクした漫画家さんだが、デビュー作から才気溢れる天才クラスの漫画家。掲載している作品全てのレベルが異常に高い。不器用に見えてハードボイルドから軽い作品までここまでこなす漫画家さんの存在は編集者も助かるんじゃないかな?激賞した青木先生の眼の確かさには驚くばかり。2017/04/27
けにー
2
短編集。タイトル作の淡々とした日常とバイオレンス感が秀逸であとがきに寄ればこれが商業二作目だそうで今の作風が早くも見られててやっぱスゴイなと思う反面、他の作品も振り幅が広く(今も、だが)大家族モノや青春モノからOLの恋物語等などどれも面白くあぁ、こっちで育ってたらどうなってただろうか?と色々想像妄想してしまうのは僕がもうこの漫画家のファンになってしまった証なのだろうか?2015/11/30
ysk_o
2
友達からもらって読んだ。表題作の海岸列車がよかった。何度か感想書いてみたけど説明する程陳腐になったのでここまで。2013/11/04
ゆーちゃん
2
短編集。唯一無二というか独自の道を突っ走ってる印象。万人受けではないと思うけど、読んでおいて損はないです。『海岸列車』は衝撃的だった。こんなん描いちゃうのね。2013/03/14
yoruyuki
2
個人的にはタイトル作が好きです。山本直樹の『Blue』とかよしもとよしともとか遠藤浩輝の初期作品とか『新興宗教オモイデ教』とか大好きだったんですけど、思春期の例のアレに正しく形を与えてくれる作品て今もちゃんとあって若者が消費してくれてるのかなあ、とかなんとなく考えました。ネット文化が基準の世代にはなんとなく思春期の衝動って排斥されそうな気がするんだけど、作品作りはなくならないでほしいと思います。『人間失格』と『ライ麦』くらいで消化した気になってんじゃねえぞそこの若造。2009/11/15