内容説明
謎の刺客から進之介の命を救い自らは重傷を負ったお吟が、他人には口外無用の話として明かしたのは驚天動地の物語だった。父は薩摩藩の江戸留守居役で、藩主・島津斉彬を護る「忘れ草」の頭でもあった。が、先頃、父は母、弟妹ともども、藩内の抗争で消されてしまったという。江戸に出た進之介は時代の渦の中に……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
82
忘れ草秘剣帖「流れ星」2巻。島津斉彬を護る「忘れ草」の頭であった父母弟妹が殺害され江戸に出た進之介、西郷隆盛から進之介の父は島津斉彬の実子だと驚愕の事実を知らされる、動乱の幕末期にどんな展開になるのか楽しみです。 2021/11/02
やま
77
開国であわただしく動く幕末期を爽やかに生き抜く進之介が…。薩摩藩御流儀の薬丸野太刀自顕流の遣いて鏡進之介の活躍を描いた物語です。進之介は、斬られて、意識を失って神奈川宿の回船問屋宮田屋惣兵衛方へ担ぎ込まれる。奇跡的に回復するが記憶を無くした進之介に薩摩藩のお由羅派が執拗に襲ってくる。その度ごとに少しずつ記憶がよみがえって行く。己が、元薩摩藩士で藩主島津斉彬を守るために結成された隠れ御庭番「忘れ草」の一員としてお由羅派と対決していたことをおぼろげに思いだす。そして同じ忘れ草のお吟に想いを寄せる…。🌿続く→2021/12/13
雨巫女。@新潮部
8
《母‐図書館》実在の人が登場するとやはり、リアリティーが増す。主要のキャラクターが魅力的、続きが読みたい。2011/07/21
matsu0310
0
☆☆☆2012/09/16