内容説明
「鈴木大介の将棋」は振り飛車の勝ち方を伝授するシリーズで、最終巻となる第5作目は力戦相振り編です。現在大流行している中飛車と、根強い人気を誇る石田流の、相振り飛車での戦いを取り上げています。第1章は相中飛車で、先手が積極的によくしにいくにはどうすればよいのかを解説しています。第2章は相三間飛車で、同型に進むとどうなるかを述べた上で、従来は面白くないとされていた、角交換から6五角の新研究を披露しています。また後手の最新形である3五歩省略型や、5三銀型についても詳しく解説してあります。力戦でこそ主導権を取り、真価を発揮するのが鈴木流です。その極意を学び、実戦で暴れ回ってほしいと思います。
目次
第１章 相中飛車（相中飛車同型 先手の工夫先手２二角成 後手角交換対策後手４四銀型 後手先攻狙い後手６四銀型 後手早囲い後手６二銀型）
第２章 相三間飛車（相三間飛車同型 相三間飛車先手６五角型 相三間飛車後手３五歩保留型 相三間飛車後手５四歩型）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nerozou666
1
『鈴木大介の将棋』シリーズ第５冊目にして最終巻。第１章で相中飛車、第２章で相三間飛車と全２章立てで解説している。相中飛車では先手角交換から同形を崩して先手が良くしていく順を、相三間飛車では先手角交換から６五角と打ち込む激しい順などが解説されている。相中飛車：相三間飛車で１：３くらいの、かなり相三間飛車に偏った文章比率で解説されている。これは鈴木大介プロがこの棋書に相三間飛車の研究発表という意味を持たせているからだろう。なかなか他では見かけない激しい変化が載っており参考になる。2018/10/12
kinaba
1
相振りほんと難しくて振り飛車党でも相手が振ったら居飛車にするっていうの気持ちよくわかってきた… / この本自体は相変わらず一手一手すべてにちゃんと意味を乗せた解説があってわかりやすいです2013/02/06
