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内容説明
手塚治虫文化賞受賞作『パノラマ島綺譚』で、世界を震撼させた漫画界の魔神が、再び、巨星・乱歩の原作に挑む。今度は、乱歩全作中…いや、日本文学史上、最高に危険な問題作。グロテスクでエロティックな漫画表現の極限に向けて、世界的アーティスト・丸尾末広が今、恐るべきその本領を全面開放する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
87
『パノラマ島綺譚』に続く江戸川乱歩✕丸尾末広第2弾。乱歩作品の中でも強烈に印象に残る短編『芋虫』。淫靡でありグロテスク、美しく哀しい究極の愛と地獄の物語。これ以上は望むべくもない見事なコミカライズ。芋虫となった中尉、跨る時子、その描写は露骨でショッキング、だが2人の表情は切ない程に伝わって来る。時子と中尉の間で交錯する嗜虐と被虐は時に入れ替わり、2人の快楽は倒錯の果ての愛へと結実する。乱歩恐るべし、丸尾恐るべし。そう再認識させられる最強本でした。2018/05/31
H!deking
61
これ今までに読んだ漫画全部から考えても上位に入る作品でした!なんで今まで読まなかったんだろ。おすすめ!2017/10/29
シ也
54
乱歩の芋虫自体傑作な上に、それを丸尾末広が描く。いや、もうたまらんよね。あの絵柄がまた見事に合わさってるわ。支配する事が快楽となる妻の変貌っぷりやおぞましさすら感じるエロシーンはもうさすが。特にラストの描かれ方は目の前がクラッとなってしまった2016/06/26
藤月はな(灯れ松明の火)
36
人々から変態だと悪罵を飛ばされようとも「切ない純愛小説」と思っている「芋虫」のコミカライズ。映画の「乱歩地獄」は筋が変えられていて違和感があったのですがこちらは原作に忠実でした。情欲の鬼に憑りつかれた時子が最初は痩せていたのに手足を失った夫を性的に弄ぶ内に肉太りしていく変化や「きりきりと廻る肉独楽」の文章を見事に絵で表現しています。小物の使い方が凄くて・・・・(汗)性描写や醜悪さは容赦なく、描写されていますがラストの「ユルス」という文字と哀切なる最期に涙が出てきました。2011/12/07
北風
33
いろんな意味で発禁スレスレですが、映像化不能と言われる乱歩の世界を原作以上に再現した丸尾末広は、もう天才としか形容のしようがないです。夢Qのドグラ・マグラを映像化できるのはこの人しかいないんじゃないかなあ?しかし難解極まりない丸尾ワールドですが、今回は原作つきだけあってわかりやすい丸尾末広を読んだのは初めてでした(笑) オススメ度:★★★★★+★もうイッコ2014/10/01
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