内容説明
父親の遺言が明かされると、ユーフィーミアは衝撃を受けた。父には借金があり、家族の愛する家が抵当に入っているというのだ。悩んだ末、ユーフィーミアは家を貸すことにした。家賃収入を抵当の支払いに充てれば、大切な家を手放さずにすむ。だが、ようやく見つかった借り手は、思いもよらない人物だった。なんと、父親の最後の治療をめぐって激しく対立したオランダ人医師、ドクター・ファン・ディードレイク。傲慢で無礼な彼とかかわるのはひどく不愉快だが、契約さえ交わしてしまえば、顔を合わせることもないだろう。ユーフィーミアのそんな期待は、ほどなく裏切られる……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
3
再読。納得できないような人と婚約してしまい、ヒロイン好きになると適当な人選んで自分の婚約者とくっつけてしまう。よくわかんないヒーロー。自分の妄想に傷つくヒロイン。ベティの話では良く爆発事故おこるけれど、こんなに安全性に問題のある国に住んで、大丈夫なのかしら。つっこみどころ満載なのはベティのいいところ。ええ好きなんですよとっても2015/09/04
紫野
3
本当になんであんな人と婚約していたのだろうか。ヒロインが現れなかったら、結婚していたのか?相変わらず、よく分からないヒーローだが、それがこの作者の魅力といえば魅力なのか?はまって読んでる私も私だけど。2012/07/29
びわ
2
ヒーローがなんで婚約者の看病にヒロイン指定したのかわからない…そばにいたかったからとか?2012/12/12
こえん
2
父の死去の後、借金の抵当に入ってることが判明した屋敷を貸し出す看護師長ヒロインと、借り手になったオランダ人医師のヒーロー。いけすかない婚約者がいるヒーローだけど、出会ったばかりのヒロインに惹かれて動揺しているのが微妙に読み取れて可笑しい。婚約解消へ動くヒーローの策士ぶりはお見事としか言えないけど、何を考えてあんな女性と婚約してたのかはナゾだわ~。2010/01/19
みろん
2
屋敷を貸し出すことにした女性と、屋敷の借り手となった医師とのロマンス。珍しく策士なヒーローなのでニヤニヤするけど、ベティ・ヒーローなだけに可愛げがない(笑)。2009/11/27