内容説明
パラデール教の司祭・ミーナは、お目付役の怪物・ギーを連れて、怪異の多さで有名なグメーラにやってくる。影で「魔王」伯と呼ばれるナリスフレイと対面するも、噂とは違う穏やかな応対に安堵するミーナ。そう、帰る訳にはいかないのだ……あのことを教えてもらうために。しかし、家令のファランドや村人たちの態度にどこか違和感を覚えたミーナは、その夜、ナリスフレイにそっくりで不肖の弟だと名乗るレイヴェンに出会いー―!? 神々の時代をこえて、今、闇の大地に乙女の祈りの歌が響く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
8
シリアスよりのファンタジー少女小説。女神の神話とからめられた雰囲気も良く、ヒロインも知的で頑張り屋でほどよくしたたかで私好み。一筋縄で全然いかない伯爵家の真実に体当たりして傷つきつつも光を見出したミーナ、頑張った!ファランドさんの態度が柔らかくなったのが一番感動的でした(笑)。私好みでいうと断然ナリスフレイお兄ちゃんなのですが、レイヴェンにはなんというか、理屈抜きの魅力があるなあ。ミーナの出生の秘密が気になる。女神の神話と名前だけでなく重なるものがありそうで。イラストが可愛らしくてきれいなのも良い。2015/10/12
ちるる
4
ヒロインの喧嘩上等!みたいな性格が楽しい。序盤、慇懃な伯爵やどぎつい家令とのやりとりが常に喧嘩腰で笑ったwwちなみに…兄か弟か悩むところですが、こーゆー形の三角関係は萌えます。2011/08/28
しゃちおおかみ
4
続編読みたい!。見た目可愛く、中身は頼りになるヒロインも嫌味なし。女神の娘の「恋歌」なんだから、ラブありですよね!?。・・・兄弟で一つの身体とは、トライアングルしてもどっちか一人を選ばなくて済むのでは?・・・などと俗物してしまった、反省。2010/03/03
chat noir
3
シリアス多め、糖分少なめ。主人公が聖職者ということで、簡単にラブラブになれない設定なのがもどかしい。だけれどそれがいい。どうにか聖職者の抜け道みたいなのがあって、伯爵夫人になれたらいいのにね。2010/08/31
弓月紺
3
文章の書き方は、鳥籠シリーズとは違ってすごく読みやすかった。でも、軽妙な鳥籠シリーズのやりとりを読んだ後にこれを読むと、く、暗っと思ってしまった。でも、ミーナと魔王伯が打ち解け合うにつれテンポの良い会話が楽しめるだろうと期待して続刊楽しみにしてます。2010/04/10
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