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内容説明
現代は環境変化が激しい、リスキーな社会になっている。身体感覚を磨き、五感を開いてセンサーを働かせることで、様々なリスクを回避できる。また、違和感はアイデアを生むきっかけにもなる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芽依*
16
違和感を感じるって事は大事な感覚なんだと改めて思う。そう感じてもそのままにしてしまう事も多いからな…。自分がなぜ違和感を感じたのか?をちょっと立ち止まってみてもいい。2018/03/15
おもち
13
学ぶところの多い良書だった。日常生活で感じる違和感を見逃さず、育て、行動につなげるための方法論が説かれている。確かに、「何かがおかしい」と思ったモノには本当におかしいところがあることが多いものだ。ここに書かれたことを「ワザ化」し、人生での危機管理に活かしていくことが肝要であろう。2012/11/09
ほじゅどー
11
★★★ささやかな「ん? あれ?」を大切にする。直感、違和感を埋もれさせない。ただし、直感には思い込みが付きもので冷静な判断力を欠きやすいため、違和感を掘り下げよう。google検索に頼らず、自分の経験知を検索しよう。データに頼りすぎると大事なことを見落とす。全身の五感を鍛える。自分の身体の声を聞く。皮膚感覚を大事にして、違和感センサーを働かせる。人と人の違いを感じる。違和感はアイデアの宝庫だ。2014/10/24
kana
9
初対面で「なんかこの人…?」と感じたり、仕事をしていて「あれっ?おかしいな?」と引っかかったりすることがある。考えすぎだと見過ごした結果、取り返しのつかない事態となり「あの違和感の正体はこれだったんだ…」と後悔すること数度。センサーを研ぎ澄ますことは自己防衛に直結する。2019/03/31
しまっち。
8
これは面白かった。優れた決断とは、百、千の違和感にふるい落とされたもの。経験や推理を伴わない「直感」と、経験、推理、その検証に基づいた「直観」。働かせるべきは「直観」である。人に対して違和感を感じた時、その存在を排除、排斥してしまうのではなく、「違い」を感じた距離感を受け止め、その〈あいだ〉を埋めようと柔軟性を持つ事で対人関係を結べる。 しかし実際は違和感を感じても突きつめて考えず、その状況に甘んじている事が多い。「いま、日本にいちばん必要なのは「熱」だと思う。」という文章が、一番心に残った。2015/08/21