内容説明
「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」で有名な、浄土真宗の祖師・親鸞。親鸞が生きた今からおよそ八百年前の時代は、戦乱や飢饉のただ中、まさに混乱の世でした。しかし親鸞は、困難な人生の羅針盤を阿弥陀仏に求め、新しい世界を開きました。さあ、親鸞の「他力」の教えにふれてみてください。あなたの心に新しい風が吹き込むことでしょう。
目次
プロローグ 親鸞という仏教者は存在しなかった?
第1章 親鸞の最期から生きる意味を学ぶ
第2章 「私」とは何者なのか?
第3章 親鸞の人間観を学ぶ
第4章 他力・開かれた人生を生きる
第5章 浄土はこの世からはじまる
第6章 人々の心をとらえた『歎異抄』の魅力
エピローグ 若者と宗教をめぐって
著者等紹介
山崎龍明[ヤマザキリュウミョウ]
1943年東京に生まれる。龍谷大学大学院修了後、龍谷大学講師、駒澤大学講師、西本願寺教学本部講師、NHK文化センター講師などを長年務める。現在、武蔵野大学大学院教授、仏教文化研究所所長。WCRP平和研究所副所長、本願寺派法善寺住職(自坊にて親鸞法話会を毎月2回開催)。親鸞研究で高い評価を得るほか、オウム事件等への鋭い指摘・発言も注目を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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