内容説明
人は意外なほど、自分の姿が見えていない。お客に向かってトレンドを語る部長は、時代遅れのジャケット姿。勘違いした「勝負服」で、パワーを半減させている上司。しなやかな黒髪を捨て、パサパサの茶髪になりたがる若者たち――。第一線のスタイリストが、大人の身だしなみの常識、非常識に切り込む。すり寄るショップ店員への対処法、全身姿見の効用、靴を買うときの心得は。「似合う」の仕組みから分かる一冊。
目次
だから上司を尊敬できない
「服装はご自由に」にこそご用心
服売り場での戦い
「クソ真面目」な人のお得な格好
掃除と服装の共通点
服に問題はないの。いけないのは私の体型
サラリーマンにスタイリストが要る理由
「安い・早い・流行の」服がやってきた
私には高すぎる、が口癖の人
ダライ・ラマの靴の記憶
ナチュラルストッキングを拒む女たち
「デブ」のふたつの分かれ道
日本人は自分が嫌い?
ルールを欲しがる時代