内容説明
私の描いた絵を見せました。
中原淳一先生のような少女のペン画です。そうしたら、
「描きなはれ!」いきなり藤原さんが言いました。漫画を描きなさいと言っているのです。びっくりです。楽天的な私は「要するに、絵と文章があればいいのだろう」と考え、物語に中原淳一ふうの絵をつけた漫画もどきをこしらえました。『紫の妖精』という、花の妖精のお話です。
ペンの使い方も知らないのに物語に少女の絵をつけ、
漫画ふうなものを描いたわけです。(本文より)
少女漫画、女性漫画家の草分け的存在として現在も活躍中の漫画家・花村えい子さんが、活動歴50周年を迎えるにあたってまとめる初の「自伝エッセイ」。川越の大きな旅館に生まれ、やや複雑な家庭環境の中で成長し、戦争をはさんで、美大に進学→結婚→貸本漫画時代→少女漫画時代→レディースコミック時代→ミステリー・文芸ジャンルへの移行……といった、生い立ちから現在に至るまでの半生を綴る。カラー口絵(4P)も挿入して、おもな作品の原画や完全版「作品リスト」も掲載する。
目次
第1章 川越に生まれ、育って(川越の想い出 祖母の想い出 ほか)
第2章 踊って、恋して、演じた青春(中原淳一に憧れて 女子美時代 ほか)
第3章 貸本漫画と出合う(「描きなはれ!」 初めての原稿料 ほか)
第4章 少女漫画で大忙し(「漫画を描きなさい」 好きだった「なかよしブック」の仕事 ほか)
第5章 レディースコミックの世界へ(レディースコミックの夜明け レディースコミックという世界 ほか)
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