内容説明
「アルコール入りのお神酒は本来的ではなかった」など、驚きの事実とともに、我が国に古来から脈々と続く「禁酒」の歴史をひもとく。神話の昔から江戸時代まで、日本人がいかに酒害と闘ってきたか、その歴史が数々の文献・史料によって明らかに。宗教家、禁酒家、文化史研究家などに必携の書!禁酒運動が西洋からの押しつけであるという誤謬を糺す名著!読みやすい現代表記の新訂版として待望の復刊!
目次
1 はしがき
2 上代と酒
3 聖徳太子の新政と大化改新
4 奈良朝の禁酒令
5 平安朝
6 鎌倉時代
7 建武中興と室町時代
8 江戸時代
著者等紹介
藤原暁三[フジワラギョウゾウ]
禁酒運動家、僧侶。駒澤大学仏教学科本科において、後に日本禁酒同盟の第六代会長となる諸岡存に学ぶ
日高彪[ヒダカタケシ]
昭和44年5月28日、名古屋市に生まれる。文学・歴史研究家。東海中学・東海高校(浄土宗)に学ぶ。平成6年3月、早稲田大学第一文学部文学科日本文学専修卒業。出版社勤務を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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