内容説明
二月一四日バレンタインデー。誓護は妹の祈祝と一緒に、自宅でチョコレート作りを楽しんでいた。そのとき、ぴんぽーんと、チャイムが鳴り。「はいは~い……ってアコニット!?」アコニットは、冥府で人界の菓子<トリュフ>にすっかり心酔。<トリュフ>食べたさに、冥府には黙って人界へきてしまったのだ! 彼女は、近所にある菓子工場のバレンタイン・イベントへ連れて行くよう誓護にせがむ。そのわがままに付き合い、いのりとともに出かけた誓護。しかしそこで、アコニットは何者かに襲われる!! 空間が揺らぎ、フラグメントが発動する。絶対的な恐怖を呼び起こされ、狼狽するアコニットから漏出した稲妻が、菓子工場を破壊するが――。アコニットの過去の一端、そして冥府を覆う不穏な策動が見え始める、スリリングな猛毒のネオ幻想奇譚第3弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろう
0
ロリアコニットありがとうございます。ありがとうございます。お菓子の為に規則を破ってまで人界に来ちゃうアコニットかわいい。スイーツは魔の食べ物ですよねー。今回は主人公がちゃんと主人公してたね。ナルシストでは無かったけどね!いのりちゃんのポジションが残念。クララとリヤナのキャラデザが可愛いのでもっと挿絵が欲しかった。最近のファンタジア文庫に比べると挿絵が少ないのはミステリー文庫からの切り替えだからかな。今気づいたけど挿絵が松竜さんじゃないか!通りで女のコ達が可愛いはずだ!チョコ食べたい。2014/12/16
寒上ぺそぎん
0
★★★☆☆[3/5][電本] キャラのバランスの取り方が良い、とでも言うのか、色々ある割には問題なく読めるあたりは上手いかもしれない。2013/11/01
こんこん
0
なんというか、さようならミステリ要素、という感じである。そこに期待しているわけではないからいいんだけど。2009/09/05