鍵がドアをあけた 日本語の無生物主語他動詞文へのアプローチ

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鍵がドアをあけた 日本語の無生物主語他動詞文へのアプローチ

  • 著者名:熊鶯【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 笠間書院(2014/12発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784305704863

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内容説明

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伝統的な日本語では用いられにくいと論じられてきた、「コピー用紙が、私の手を切った」「あの事件は、彼を驚かした」のような、無生物主語の他動詞文。現代日本の文学作品と新聞社説から豊富な用例を取り出し、中国語との対照も視野に入れて、タイプや特徴を分析。現代日本語における無生物主語他動詞文に関する現象に、新たな研究成果をもたらした書。

目次

第1部 名詞句階層に基づく考察(名詞句階層の定義及び調査方法
文学作品における無生物主語他動詞文
新聞社説における無生物主語他動詞文
名詞句階層に反する用例をめぐる考察)
第2部 他動性に基づく考察(他動性に関する先行研究及び本研究の分類
所属関係の文
非所属関係の文)
第3部 能動的な文をめぐる個別検証(道具名詞主語の他動詞文(中国語との対照)
物名詞原因主語の他動詞文(中国語との対照)
身体名詞主語の他動詞文
結論)