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内容説明
80年代、、浅田彰・中沢新一が登場した衝撃、柄谷行人・蓮實重彦の思想、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代に大きな影響を与えた東浩紀。思想と批評がこの一冊でわかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
最近の日本の思想家とその考えについてとそれを取り巻く日本の状況について書かれています。とくにゼロ年代ということに焦点を当てそれ以前の80年代、90年代の代表する人物とその成果について論じられています。ただ著者が論じたかったのはゼロ年代になぜ東浩紀一人しか出ていないのかをいいたいのであると思いました。2018/11/09
k5
66
1997年、大学で文学を学ぶことに憧れる私を待っていたのは、ドグマ化した現代思想と、それに追随するたいして面白くもない現代文学だった。暗鬱な気分を抱きつつ、古典文学を読んでいると、「それ、アクチュアリティあるの?」と言われることに錯乱した私は、文学への思いを打ち砕かれ、実業の世界に身を投げることに。コノウラミハラサデオクベキカ、、、という気分になる本です。まあいいけど。佐々木敦さんの、実体験できた範囲の歴史を書くスタイルにまんまとハマった感じで、興奮して読みました。東浩紀のすごさは言うほど伝わりません。2020/07/27
harass
58
80年代「ニューアカ」とそれ以降の「ゼロ年代」までの日本の思想的論客たちと時代を論じる。一気に読んでしまった。個人的にあの知的流行?にはいろいろ思い出があり、思い当たる節ばかりだった。自分にとって非常にストライクに感じた本だ。手元に置いておきたい。2017/05/17
i-miya
33
2012.11.30(つづき)佐々木敦著。 2012.11.13 1982、上野千鶴子『セクシィギャルの大研究』。 京大、慶応、東大、早稲田、卒の解読者。 権威付けに成功。 本当はわからなてもいい。 安心して受け入れる。 ◎イメージとしての「アカデミズム」。 新しいタイプの大学人。 であったかもしれない。 が、劇的ニッポン、のアカデミズム、を刷新することはなかった。 2008、京都造形芸術大学大学院長。 中沢は大学で職に恵まれず、八八年、東大駒場、中沢採用否決、西部ススム、大学辞職。2012/11/30
i-miya
28
2012.12.02(つづき)佐々木敦著。 2012.12.01 ◎不幸な遊戯。 「クラインの壷」とは? 無限循環回路。 近代人は遊戯者、しかし、遊ぶというより、遊ばれているのではないか。 ◎外へ出よ。 以上、『構造と力』(浅田彰) ◎『逃走論』 男も女も、逃げろや逃げろ、である。 スキゾ・キッズ。 ぐっとポップ文調なのは、『ブルータス』誌。 ドゥルーズ=ガタリにならって、このような社会で支配的な人間類型をパラノ型と呼び、スキゾ型の対極として位置づける。(偏執型=パラノイアの略) 2012/12/02