そば屋幻庵 1巻

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そば屋幻庵 1巻

  • ISBN:9784845838110

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内容説明

お江戸の町は新橋辺り、柳の下でほのかに灯る、担ぎ屋台の掛行灯。夢まぼろしの如き神出鬼没の蕎麦屋台、人呼んでその名も「幻庵」―――勘定方の重職をあっさり捨てて、早々に隠居した元旗本・牧野玄太郎。第二の人生と思い定め、身魂こめて「蕎麦作り」に打ち込む屋台には、今日も千客万来、十人十色の面々が、十人十色の問題を抱えて訪れる。蕎麦作りを極めんと切磋琢磨する元旗本の[人助け蕎麦打ち人生」!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

28
早々に隠居したしぶ~いお侍さんが、亡き名人の屋台をひいて家族にも内緒でお蕎麦屋さんをやっている、という蕎麦打ち好きなおじさまの心をわしづかみにするような設定です。しかもおじさまったら素敵な息子はいるわ有力なコネを正しく使って困っている人を助けるわお美しい贔屓客はいるわ…ホントおじさまのドリームカムトゥルー。でも江戸の人情もの、しかも美味しいお蕎麦つきだもの、おばさまもこういうの大好き。絵も好みで楽しく読みました。電子書籍にて。2022/06/13

またおやぢ

15
線の柔らかさと絵の綺麗さが素敵なシリーズ第1巻を再読。1,200石の隠居旗本が、趣味が高じて夜鳴き蕎麦屋を始めるという設定には無理があるが、それでも一杯の蕎麦を巡り展開する人情噺にはグッとくるのだから仕方が無い。登場人物の特徴も丁寧に設定されており、一人ひとりが活き活きと役割を演じているのが気持ちの良い一冊。勿論、蕎麦のシーンも完璧です。2016/12/26

もっさん

13
隠居したお奉行が夜な夜なお忍びで蕎麦屋の屋台を繰り出す。夜は店を訪れるお客さんが抱えている悩みを“蕎麦屋の親父”として聞き、昼は“奉行所の元役人”としての人脈を駆使して問題をねじ伏せていく。コネの大切さが分かる漫画。蕎麦だけに2014/03/13

ヘムレンしば

7
お江戸情緒たっぷりの良い漫画です。絵も非常に綺麗。お役目から引退した旗本の牧野玄太郎。蕎麦好きが高じてお忍びで蕎麦屋をする事に。蕎麦屋には色々な人が来て、色々な人情話やトラブルがあって、昔馴染みの友人・知人の力を借りたりしながら、最後は自慢の美味しいお蕎麦を食べながら丸く治めるといった感じです。中でも第三話「蕎麦好き同志」がお気に入りです。美人も遠慮する蕎麦大好きで無邪気なおっさん達w 良い趣味良い友を持つのは幸せですな。2013/10/02

悠遠

5
KindleUnlimited。決まった時に現れない幻のそば屋。その主人の正体は…。 暴れん坊将軍的な人情もの。人脈が広い蕎麦屋の主人(仮の姿)が屋台で見聞きした人々を助ける話。漫画的にはせがわまさき風の動き少なめ手法。まあまあ面白い。2021/02/25

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