- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
ついに明らかになる幼きノノの過去…!! 幼き日のノノと、双子の兄の悠太はスキージャンプ選手の悠介を自慢の父だと思っていた。そしていよいよオリンピックに向け、悠介への国民的期待が高まるなか、哀しき事件が起こることに…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
54
語られるは野々宮一家の過去。由良悠介はオリンピック選手で、金メダルを取るジャンプの時に転倒していた。その転倒も、自分では足の痛みがあるのを自覚していたが、騙し騙しで競技に参加していた。ただそんなことを知らない国民は、悠介を糾弾し、追い詰める。結果が全てだとは言わないが、この展開は現実にもありそうで辛い。双子の子供たちに想いを託したが、悠太は伸び悩んでいた。実はノノの方が飛べてはいるが、女子だからオリンピックには出れない。それ故に父は自殺し、悠太も絵描きの才能を諦め、焼死する。あまりにも酷い過去だった。2018/03/03
カラシニコフ
10
父ちゃんも兄ちゃんも病みすぎだよ… ★★★☆☆2016/01/24
チューリップ
6
ノノと悠太の過去。メダル確実と言われたオリンピックで転倒してしまいメダルを逃してしまい世間からバッシングを受けたノノたちの父親。父の為に自分たちがオリンピックに出て金メダルを取ると宣言してジャンプを始めるノノも悠太も健気だった。でも時が立って悠太にはジャンプの才能が無い事が分かってくる。本人が一番分かっているのにそれでも練習しなければいけないのは辛いなあ。悠太が最期に炎の中で漏らした絵を描きたいって本音がまた切なかった。ノノは転倒したけど与田さんが何とかしてくれたおかげでばれずに済んだのは良かった。2016/02/03
typo007
5
傷ついた父の笑顔を取り戻そうとする兄妹が健気すぎて泣くなというほうが無理です。2013/12/28
ブナ太郎
5
涙なしで、この巻を読み終える人がいるだろうか。…無理でした。あまりに壮絶、あまりに悲劇。アメリカなんかは、オリンピックよりも大統領選の方が盛り上がり、関心も高いですが、日本ではそうはいかない。北朝鮮のように命懸けではないものの、オリンピックによって人生狂わされることも十分考えられる。これはそんな悲劇から始まった物語でした。次回からは尻屋先輩とノノの対決。尻屋先輩の過去にも俄然興味がある。2012/10/17