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内容説明
フロイト、ラカン、ウィトゲンシュタイン、デリダ、ジジェク……。偉大な哲学者たちの難解な思想を、読書を通していかに自分の中に取り込み血肉化するか、その技術を紹介する。
目次
第1章 基本的な考え方
第2章 準備
第3章 本読みの方法1・一度目:通読
第4章 本読みの方法2・二度目:詳細読み
第5章 さらに高度な本読み
付録1 読書ノートの記入例
付録2 代表的難解本ガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
67
全体の見取り図/地図」は、必ず必要/予備調査ー選書ー通読ー詳細読み/読書とは、自分以外の誰かが書いた書籍の内容を、自分の頭の中に吸収するという作業です/他人の思考を自分の中に移植する作業/読書ノートは、自分の頭の中に地図を作ることを主眼として作成する/開いている本を読む目的は、知識を得ることではなく、読者自身が自らの思考によって何らかの帰結を紡ぎだすこと/まず「知りたいこと」が書いてある本から読み始めるのが、最も効率的な方法です2024/09/10
mana
48
難解な本、この場合は哲学系の書物を読む際の方法を紹介。開かれた本(読者に考えさせる)と閉じている本(読者に知識を与える)の違い、登山型(積み上げ式)とハイキング型(章による)などはためになった。付録として、哲学者ごとに難解本の解説もあって面白い。一度で学びきることは不可能なのだから、最初は軽く挑んでみよう。2023/02/11
KAZOO
44
付録が半分を占めている本です。確かに難解な本をどのようにして読んでいくかということで、付録ではそのノートの取り方とか、実際に難しい本を例に挙げて手引きをしてくれます。確かに本文だけでは理論が先行していざ本当にやろうとなるとどのようにしていくのか迷う面もありこのような書き方になっているのだと感じました。私も難解な本について少しノートをとってやろうかなあと思わせてくれます。すぐ影響を受けやすいのです。2014/06/29
かごむし
43
難解な本をどうやって読み、自分のものにしていくか。本書の対象は主に思想系哲学系の難解本であるが、難解な名著には叡智が詰まっており、時間がかかってもそれ1冊を自分のものにできることがどれだけ素晴らしい体験かを説く。その上で、本の種類、読み方、読書ノートのつけ方など、著者が「読書は技術である」というだけあって、わかりやすかった。なによりも、自分とは縁の遠かった本や、さっぱりわからないという本に対して、時間がかかっても読む挑戦をしたいと触発された。読書ノートなどつけてみて、また折々に参考にしたいと思っている。2016/04/01
ちさと
38
ソシュールの一般言語学講義と同時に購入。前半に心得と技術、後半に難解な図書10冊をあげてそれぞれ攻略法が説明されています。自分が知りたいことが議論されていて、有意義だと思える難解な本がある場合、本書は心強い支えになると思います。逆に興味の対象外の本、例えば、ラカンの「エクリ」なんかは本書の技術をアプライしたとしても、私には理解できないでしょう。2018/09/04
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