内容説明
「官から民へ」「中央から地方へ」という公的諸制度の大改革のなか、NPO法執行後10年を経たNPOセクターの到達点をふまえ、今後NPOは公共サービス提供の担い手になるべきであるとする著者の問題提起の書。
目次
10年を経たNPOセクターの到達点と課題―「草の根主義」と「ボランタリズムの神話」を越えて
第1部 NPOと政府・自治体改革(グローバルな公共経営革命とNPOの台頭 自治体改革とNPO 自治の原型としてのNPO―アメリカにおける政府‐NPO関係の変遷)
第2部 NPOと公共サービス改革(日本における公共サービス改革とNPO NPO‐行政関係の戦略論的考察―NPOは事業委託をどのようにマネージすべきか NPOと公的資金―「ボランタリズムの神話」の克服)
日本のNPOセクターの岐路とイギリス・モデル