内容説明
「官から民へ」「中央から地方へ」という公的諸制度の大改革のなか、NPO法執行後10年を経たNPOセクターの到達点をふまえ、今後NPOは公共サービス提供の担い手になるべきであるとする著者の問題提起の書。
目次
10年を経たNPOセクターの到達点と課題―「草の根主義」と「ボランタリズムの神話」を越えて
第1部 NPOと政府・自治体改革(グローバルな公共経営革命とNPOの台頭 自治体改革とNPO 自治の原型としてのNPO―アメリカにおける政府‐NPO関係の変遷)
第2部 NPOと公共サービス改革(日本における公共サービス改革とNPO NPO‐行政関係の戦略論的考察―NPOは事業委託をどのようにマネージすべきか NPOと公的資金―「ボランタリズムの神話」の克服)
日本のNPOセクターの岐路とイギリス・モデル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
4
NPOの課題は「アカウンタビリティと自律性の両立」にある。2009/09/14
壱萬参仟縁
2
名大に在籍していたとき、ふとしたことで先生の研究室に伺ったら、ものすごい量の資料の山に先生が埋もれていたことは鮮明に思い出せる。評者は15年前には、法学部図書室の書庫にも必要な文献を探しに出かけていたので、今は建物がよくなって立派なようだが、まだ法学部も老朽化した建物の頃を思い出した。市民社会を主導するNPOという存在が、サービスまでどう維持できるか。NPOの運営資金は人件費が大きい問題なのは今もわかるが、財政政策の中でNPOの補助金はいかにあるべきか。消費増税しなければならない理由も関心が高い。2012/09/27
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