- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
2007年のサブプライム・ローン問題から始まるアメリカ発の金融危機は、1930年代の世界大恐慌との類似性を指摘されることが多いが、じつは、それ以上に今回の危機と共通点の多い経済危機が、約100年前にあった。それは「1907年恐慌」だ。サブプライム・ローン問題から世界経済危機に至る「危機の連鎖」はなぜ起こったのか、これから危機はさらに深刻化してゆくのか、そして、危機を克服するためにオバマ政権は何をすればよいのか。本書では「1907年恐慌」と「1930年代の世界大恐慌」の分析から得られた知見に基づいて、これらの問いに対する答えを明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくまZ
4
2009年発行で、2008年のリーマン・ブラザースの経営破綻のすぐ後の著作。「歴史に学べ」という訳で、1907年恐慌と1930年代の世界大恐慌の分析がなされて、危機克服のために必要な経済・金融政策などが述べられている。特に印象的なのは、ルーズベルト時代の財政政策の役割が、財政支出で景気を直接刺激するオールド・ケイジアン的なものではなく、量的緩和の継続的な実施を担保するものであったという指摘。それから「出口戦略」を誤ると、1937年恐慌のような事態が起こり得るというのが怖い。2016/06/23
メルセ・ひすい
2
× 楽観論で失敗 又× 金融危機が経済危機にまで深化していったメカニズムをはじめ、それを克服するためには何が必要なのか、危機克服後にはどのような経済社会が待ち受けているのかを、戦前の経済危機との比較から考察する。2009/07/01
Uたロー
0
今回の金融危機のメカニズム。戦前の金融危機から、恐慌に陥らないための対処法。危機脱出後の世界経済のあり方。これら著者の考察には目を見張るものがあった。が、日本が取るべき対策として、円安誘導による輸出企業主動で景気回復せよという主張は頂けない。輸出企業主体の経済体系では最早日本は立ち行かなくなるだろう事は、この著者なら分かりそうなんだけどなあ。まあ職業上、こう言わざるを得ないのかな。2012/01/04
-
- 電子書籍
- 洸生くんに推されるなんて聞いてません【…
-
- 電子書籍
- 転生ぽっちゃり聖女は、恋よりごはんを所…
-
- 電子書籍
- マージナル・オペレーション(14)
-
- 電子書籍
- どこじゃ? かぶきねこさがし かぶきが…
-
- 電子書籍
- 三重スパイ イスラム過激派を監視した男