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内容説明
諸葛孔明には、いくつかの顔がある。最もよく知られているのは羅貫中の『三国志演義』の創作にすぎない。孔明には、ほかにも別個の、さまざまな顔があった。われわれは実のところ、歴史学として「三国志」を学んだことがなかったのではないか。ことごとくは『三国志演義』を中心とした文学の世界の孔明であった。真に、諸葛孔明とその生きた「三国志」の時代を識るためには、さまざまな顔をもつ孔明から、目をそむけてはならない。
目次
はじめに
第一章 七大決戦の虚構と真相
凄惨な歴史を描く一大叙事詩
序盤 黄巾の乱~官渡の戦い
すべては黄巾からはじまった
他
第二章 孔明を超える最高の軍師は誰か
宰相ではなく軍師たるべき条件
袁紹の軍師・沮授の構想力
曹操の軍師・荀いくの的確な献言
他
第三章 三国志の謎ベストテン
実は四国志ではなかったか
なぜ孔明は兄と暮らさなかったか
諸葛玄殺人事件の怪
他
第四章 孔明の背後にある中国伝統の文人墨客
孔明の“文人”としての一面
王羲之と孔子にとっての理想の世
孔明の血縁者たちへの世評
他
第五章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エイドリアン
2
孔明の他に様々な人物も出てきて、興味深く読みました。北伐をすることでしか国を保つことが出来なかった。そんな事情もあったんですね。2014/07/13
iwazer
1
もうひとつでした。「隠されていた三国志の真実」とかいう副題の割には、そんなびっくりすることは書いてない。孔明のモデルは14世紀の別の人物だという著者の説はオリジナルなのかもしれないけど正直、興味なかった。 孔明に関しては、断然、酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」です。これはびっくりします。小説だが。2009/04/27
イッケ
0
孔明をいろんなテーマから見て、別時代の人物の例を上げ、しっかりした解析しているのが興味深い。誇大するのが好きな中国だが、国土も大きいが人間も大きい。大きな志持ち、負の感情を捨て、耐え忍んで、自分を向上させる。そんな生き方をしてきた人物に改めて、惚れ直した。漢王朝復興をなしとげられることができなかったが、1800年経つ現在においても心にずっと残る尊敬する。“孔明が恐れた内なる宿敵”と最終章のシュミーレーションが特におもしろかった。2013/08/24
相川
0
カクはそんなに凄腕だったのか。2012/11/18
あとん
0
三国志を別の角度から見た感じでした。面白くてスラスラと読めました。2012/07/21
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